近年、世界的に大きな影響力を持ってきている中国ですが、そもそも”どんな国なのか”。
地理や言語や民族構成など、基本的な情報を紹介していきます。
広い国土に沢山の観光地や多様な文化があり、楽しみがつきません。旅行するうえで、知っておきたい基本的な情報を紹介していきます。
目次
【基本情報】中国ってどんな国?旅行前に知っておくべきこと≪概要・文化・生活≫
概要~地理
国名
正式:中華人民共和国(People's Republic of China)
俗称:中国,チャイナ,CHINA
現地の言葉では「ZHONG GUO / ジョングオ」と発音します。
言語
公用語:中国語(普通話)
標準語としての「普通話」以外に、大きく分けて7つの方言が存在します。「広東語、北方語、呉語(上海語)、閩語(福建語)、湘語、贛語、客家語」
そして、方言以外にも北方訛りや南方訛りといった基本的な訛りをはじめとして、地域による訛りも非常に大きく、同じ中国人でも聞き取れない殆どの違いがある場合もあります。
また、少数民族の独自の言語も存在します。
田舎や少数民族の中には、普通話があまり得意でない人、訛りが激しい人、四声が教科書通りではない人などが多く、こちらも方言と同じく意思疎通が難しい場合があるので注意が必要です。
旅行に必要な語学レベル
英語は空港や都市部のホテルや交際観光業に携わる所では通じることが多いですが、田舎やそれ以外の場所では無理だと思っておいた方がいいでしょう。また、中途半端な日本語で話しかけてくる中国人は基本怪しいと思った方がいいいいでしょう。
「結局の所、必要な語学レベルは自分が望む旅の形態による 」となります。
もしも「少し中国語を勉強した事がある」という人であれば、話せる程、旅の幅や楽しさは広がるので、旅行に必要な言葉を事前に予習しておくことをおすすめします。
国土や地理
約960万平方キロメートル
日本の約26倍で、世界では、ロシア、カナダ、アメリカに次いで4番目となっています。
国境は合計14カ国と接しており、これはロシアと同じ数で世界一となっています。
東:北朝鮮
北:モンゴル、ロシア
西:カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、アフガニスタン、パキスタン、インド、ネパール、ブータン
南:ミャンマー、ラオス、ベトナム
地理としては、東西南北に非常に広大な国土を有する為、非常に多種多様な地域が存在しています。
- 草原地帯
内モンゴル自治区(モンベル高原)
- 砂漠地帯
内モンゴル自治区(ゴビ砂漠)や新疆ウイグル自治区(タクラマカン砂漠)
- 熱帯雨林
雲南省、海南省など
- 高原地帯
チベット自治区(チベット高原)、新疆ウイグル自治区(パミール高原)
- 山脈地帯
チベット自治区(ヒマラヤ山脈)、新疆ウイグル自治区(カラコルム山脈、天山山脈)
時差
- 中国国内での使用時間:北京時間(CST)
- 協定世界時との時差:UTC+8
- 日本時間との時差:日本-1時間(日本が1時間進んでいる)
中国は東西に広い国土を有していますが、地域による時差は存在せず全国一律北京時間が使用されています。但し、新疆ウイグル自治区では庶民の生活の間では新疆時間として北京時間から2時間遅れが使用されている場合もあります。
都市区分
4つの直轄都市と、22の省、5つの自治区、2つの特別行政区から構成されている。
≪直轄都市≫
北京(首都)、上海、重慶、天津
≪省≫
安徽省、福建省、甘粛省、広東省、貴州省、海南省、河北省、黒竜江省、河南省、湖北省、湖南省、江蘇省、江西省、吉林省、遼寧省、青海省、陝西省、山東省、山西省、四川省、雲南省、浙江省
≪自治区≫
内モンゴル自治区、新疆ウイグル自治区、チベット自治区、寧夏回族自治区、広西チワン族自治区
≪特別行政区≫
香港特別行政区、マカオ特別行政区
祝祭日
- 1月01日:元日
- 1月下旬~2月中旬: 春節 「大晦日(旧暦)~7連休程」
- 3月08日:三八国際労働婦女節(※女性のみ半日休暇)
- 4月04日or05日):清明節
- 5月01日:五一国際労働節(メーデー)「3~5連休程」
- 5月04日:五四運動記念日/青年節(※14歳以上の青年のみ半日休暇)
- 5月下旬~6月中旬:端午節「旧暦5月5日を含む3連休程」
- 6月01日:六一国際児童節(※13歳以下の児童のみ休日)
- 8月01日:八一中国人民解放軍建軍節(※人民解放軍・軍事機関は半日休暇)
- 9月10日:教師節(※学校教職員休日)
- 9月中旬~10月上旬:中秋節「旧暦8月15日を含む3連休程」
- 10月01日:国慶節「10月01~07日の7連休程」
※赤字=全国民対象、黒字=一部のみ対象
通貨
単位:人民元
表記としては「元(yuan)」、話言葉では「快(kuai)」と言う場合が多い。
【紙幣】
100元
50元
20元
10元
5元
1元
5角
2角
1角
【硬貨】
1元
5角
1角
5分
2分
1分
近年は、電子マネー「Wechat Pay」が中国全土に普及しており、タクシーや屋台などでも積極的に使用されています。現金不可の店舗も多く、注意が必要です。
依然は外国人が「Wechat Pay」を使用する事は実質的に不可能でしたが、現在では日本のクレジットカードから引き落としが可能となっているので、外国人も「Wechat Pay」の利用が可能となっています。
ポイント
紙幣・硬貨共に角・分については、中国国内でも流通が少なくなってきており、特に分については、長期的に滞在していない限り入手の機会も少なく、粗入手が不可能なので、手にした場合は、使わず記念として持っておくことをおすすめします。
入国情報や中国国内での移動方法
ビザ情報
2024年11月30日から中国への査証免除措置が再開されました。
日本国籍の場合、30日間の滞在はノービザ(査証主要)にて滞在が可能となります。
ノービザの条件としては、パスポート残存が6ヶ月以上推奨で、未使用ページが2ページ以上必要となる。
但し、渡航目的や中国国内での活動する内容によっては、ビザが必要になる場合もあるので、注意が必要です。
また、現地でのビザの取得や、滞在期間の延長の可否については、明確な規定は表されておらず、ケースバイケースによる所が大きく、日本にいる間に確かな情報を入手するのは難しいので、不安な場合は日本でのビザ取得が推奨されています。
詳しい内容は以下の記事にて案内しています。
中国国内の移動方法
中国国内の主な移動方法、
・飛行機
・鉄道・高速鉄道
・長距離バス
・市バス
・タクシー
となっています。
タクシー
タクシーは中国での生活・仕事・旅行などで欠かせない存在となっています。
タクシーは公式のものと非公式(白タク)の両方が存在しています。
≪利用方法≫
公式のタクシーに関しては、アプリでの配車や予約が一般的となっており、混雑する時間帯にアプリを使用せずに流しのタクシーを捕まえることは非常に困難となる場合すらあります。
扉の開閉は自分で行います。尚、近年はシートベルト着用が義務付けられている都市も増えてきており、車内の記載や運転手の指示に従うようにしましょう。
≪価格設定≫
市内や比較的短距離の場合はメーター利用が殆どですが、最低料金や追加料金、夜間料金などは地域により異なります。
郊外の観光地に行く場合や1日チャーターなどの場合は、メーターではなく定額制となることが殆どですが、事前の料金確認が必須となります。また、タクシーにより価格に差があることが多いので、時間的な余裕がある場合は、複数のタクシーに確認を取って価格相場を把握することをお勧めします。尚、日本で販売されているガイドブックに記載のチャーター代金の相場よりも高くなっているケースが多いので、予め注意が必要です。
≪白タクについて≫
ガイドブックなどでは「非公式の白タクの利用はしないように」と注意喚起がされており、その存在や危険性に関しては周知の事実と思います。大都市や一定以上の規模の町であれば、公式のタクシーが非常に多く走り回っていますので、白タクを利用する必要も機会もないことが殆どです。
しかし、田舎町や辺境地、そこから更に奥地にある観光地などに行く場合は、白タクの利用を避けられない場合も多々あるのが実情です。
「白タク」が全て危険というわけではありません。私自身、白タクを何度も利用したことはありますが、大きなトラブルになった事は一度もありません。(※一度だけ小規模の金銭トラブルあり)
とはいえ、声を掛けて来る白タクの中には、「明らかに胡散臭い」と感じるドライバーや車もある為、白タクを利用する際は、注意が必要です。
- 安全かどうかを自分で見極められること。
自信がない場合は、信頼出来る旅行会社で車をチャーターすること
ホテルが手配するタクシーに白タクが含まれる場合もあります。 - 一定以上の中国語能力を有していること
運転手の殆どは中国語しか話せません。英語や日本語を駆使する運転手が必ずしも怪しいとは限りませんが、商売っ気が激しい場合があるので、価格交渉や意思表示ははっきりと行う必要があります。
参考記事はこちら
鉄道・高速鉄道
中国において、鉄道路線の発達は凄まじく、中国各地の非常に広い範囲に渡って網羅されており、駅の総数は3,300駅以上、その内の高速鉄道の駅は1,300駅以上と言われています。路線の総走行距離数は16万km以上で世界2番目、高速鉄道の総走行距離数は5万kmで世界1番の距離を誇ります。
また、圧倒的な規模を誇る割には、鉄道の定時発着率は90%以上と言われています。
国内線の飛行機がここまで普及する以前は、鉄道が中国国内における主な移動手段となっていました。
日数に余裕がある場合は是非利用してみてはいかがでしょうか。
≪座席タイプ≫
硬座:最も安い座席タイプで4人掛けの対面式の座席で、椅子は硬く直角90度の為、6時間以上の乗車は非常に辛いものがある。大型連休時は、寝台が即売り切れとなり、この硬座しか残っていないことも多い。席に空きがある場合は、寝転ぶことも出来るが、満席時は席の取り扱いとなり、トイレ等から帰ってくると无座の客が座り込んでいることも多い。強者は満席の硬座に12時間以上の乗って移動するらしい。
軟座:日本の特急列車のような座席タイプで、比較的都市部の間を運行する列車に多い。
无座:硬座すら満席の時に、硬座の車両に座席無し(即ち立ったまま)で乗車すること。硬座が満席でも乗車拒否はされないが、料金は硬座と同額。列車によっては急いで食堂車に行き、何か注文だけすればしばらく座っていられる場合もあるが、状況により追い出される場合もある。初心者の場所、无座での乗車は2~3時間の乗車が限界。
硬臥:一般的な寝台列車。3段ベッドタイプ。下段のみ座った状態で頭が天井に付かない。上中下は購入時に選ぶことは出来ない。また下段の場合、上段中段の他の客が勝手に座ってくることがある。大型連休時等は売り切れとなることも多い。
軟臥:硬臥よりもワンランク上の2段ベッドが2つあるコンパートメントタイプ。大型連休時等は即売り切れとなることも多く入手は難しい。また、鍵がかかる個室タイプとなる為、女性の一人旅の場合や女性のみの旅行の場合は利用は控えた方が良い。因みに、室内にはコンセントがあるが、使える場合と使えない場合がある。
尚、中国の鉄道の場合、各車両ごとに車掌(主に女性)がいるが、サービスは硬座が最も悪く、軟臥が最も丁寧である。乗客の乗車マナーにおいても、同じことが言えます。
日数が限られている場合などは、寝台列車を上手く活用することで、移動時間や滞在日等を大幅に節約することが出来る。
≪高速鉄道≫
日本の新幹線の様な位置づけで、主に大きな都市間で運航されており、目的地まで非常に早く到着可能。
切符の購入方法は、鉄道駅の切符売り場、市内の窓口、ネットやアプリで購入可能です。
ネットやアプリでの購入は海外からも可能となっており、鉄道を利用した旅行の難易度は決して高くはありません。
※ネットで購入する際には、身分証情報の入力とクレジットカードによる事前決済が必要となります。
※ネット上で購入した切符は、鉄道駅で紙の切符に切り替えが必要な場合があります。
メモ
実際に中国の列車には数年に渡って何度も乗った事がありますが、確かに定時発車の割合は多かったように思います。また、中国の列車の改札は発車時刻の10数分前には締め切られる為、駆け込み乗車で発車が遅れるという事例が少ないのかもしれません。
中国の空港一覧
中国には合計321個の空港が開設されており、主要な国際空港から、地方都市や辺境地域まで数多くの空港があります。
鉄道やバスでの旅行はロマン溢れる素晴らしいものではありますが、日数の限られている社会人の旅行等にの際は、積極的に飛行機を活用することをおすすめします。
≪中国国内の空港一覧≫
AAT:アルタイ空港(中国)
ACF:アラルタリム空港
ACX:興義空港
AEB:百色空港
AHJ:紅原空港
AKA:アンカンフーチャン空港
AKU:アクス空港
AOG:鞍山空港
APJ:アリ プラン空港
AQG:安慶天柱山空港
AVA:安順黄果樹空港
AXF:アルシャー左旗バヤンホト空港
BAV:包頭空港
BFJ:畢節空港
BHY:北海空港
BPE:泰皇島北戴河空港
BPL:博楽阿拉山口空港
BPX:チャムド・バンダ空港
BSD:保山空港
BZX:バゾンエンヤン空港
CAN:広州白雲国際空港
CDE:普寧空港
CGD:常徳桃花源空港
CGO:鄭州新鄭国際空港
CGQ:長春龍嘉国際空港
CHG:朝陽空港
CIF:赤峰空港
CIH:長治王村空港
CKG:重慶江北国際空港
CQW:ウーロンシエンヌーシャン空港
CSX:長沙黄花国際空港
CTU:成都双流国際空港
CWJ:滄源空港
CZX:常州空港
DAT:大同空港
DAX:達州空港
DBC:白城長安機場
DCY:稲城亜丁空港
DDG:丹東浪頭空港
DDR:シガゼ・ディンリ空港
DHH:バリクン・ダヘ空港
DIG:デチェン・シャングリラ空港
DLC:大連周水子国際空港
DLU:大理空港
DNH:敦煌空港
DOY:東営永安空港
DQA:大慶薩爾図空港
DSN:東勝空港
DTU:五大連池空港
DXJ:湘西辺城空港
DYG:張家界荷花空港
DZH:達州金也空港
EHU:鄂州花湖空港
EJN:エジン旗桃来空港
ENH:恩施許家坪空港
ENY:延安二十里堡空港
ERL:エレンホト国際空港
FOC:福州長楽国際空港
FUG:阜陽西関空港
FUO:仏山沙堤空港
FYJ:撫遠空港
FYN:コクトカイ空港
GMQ:ゴロク空港
GOQ:ゴルムド空港
GXH:甘南夏河空港
GYS:広元空港
GYU:固原六盤山空港
GZG:ガルゼゲサル空港
HAK:海口美蘭国際空港
HBQ:ハイベイ空港
HCJ:河池金城江空港
HCZ:チン州北湖空港
HDG:邯鄲空港
HEK:黒河空港
HET:呼和浩特白塔国際空港
HFE:合肥新橋国際空港
HGH:杭州蕭山国際空港
HIA:淮安空港
HJB:フージンバイインブルク空港
HJJ:懐化空港
HLD:海拉爾空港
HLH:烏蘭浩特空港
HMI:哈蜜空港
HNY:衡陽空港
HPG:神農架紅坪空港
HQL:タシュクルガン・クンジュラブ空港
HQQ:安陽紅旗渠空港
HRB:ハルビン太平国際空港
HSC:韶関丹霞空港
HSF:綏芬河東寧空港
HSN:舟山普陀山空港
HTN:和田空港
HTT:花土溝空港
HUO:ホーリンゴル空港
HUZ:恵州空港
HXD:デリンハ空港
HYN:台州路橋空港
HZA:カ沢空港
HZG:漢中城固空港
HZH:黎平空港
HZI:HZI空港
INC:銀川河東空港
IQM:チャルチャン空港
IQN:慶陽空港
JBK:江北楽空港
JDZ:景徳鎮羅家空港
JGD:加格達奇空港
JGN:嘉峪関空港
JGS:井岡山空港
JHG:景洪空港
JIC:金昌金川空港
JIQ:黔江武陵山空港
JIU:九江廬山空港
JJN:泉州晋江国際空港
JMJ:景邁空港
JMU:ジャムス東郊空港
JNG:済寧曲阜空港
JNZ:錦州空港
JSJ:建三江空港
JUH:池州九華山空港
JUZ:衢州空港
JXA:鶏西興凱湖空港
JZH:四川九寨黄龍空港
KCA:庫車空港
KGT:康定空港
KHG:喀什空港
KHN:南昌昌北国際空港
KJH:凱里黄平空港
KJI:布爾津空港
KMG:昆明巫家ハ国際空港
KOW:かん州空港
KRL:庫爾勒空港
KRY:克拉瑪依空港
KWE:貴陽龍洞堡国際空港
KWL:桂林両江国際空港
LCX:龍岩空港
LDS:伊春林都空港
LFQ:臨汾空港
LGZ:山南龍子空港
LHW:蘭州中川空港
LIJ:リーシュイ空港
LJG:麗江空港
LLB:茘波空港
LLF:永州零陵空港
LLV:呂梁空港
LNJ:臨滄空港
LNL:ロンナンチェンジョウ空港
LPF:六盤水月照空港
LUM:徳宏芒市空港
LXA:ラサ・クンガ空港
LYA:洛陽北郊空港
LYG:連雲港白塔埠空港
LYI:臨沂空港
LZG:朗中古城空港
LZH:柳州空港
LZO:瀘州空港
LZY:林芝空港
MDG:牡丹江海浪空港
MIG:綿陽空港
MXZ:梅県空港
NAO:南充高坪空港
NAY:北京寧波(ペキンネイハ)空港
NBS:長白山空港
NDG:チチハル三家子空港
NGB:寧波櫟社国際空港
NGQ:阿里空港
NKG:南京禄口国際空港
NLH:寧ロウ瀘沽湖空港
NLT:那拉提空港
NNG:南寧呉墟国際空港
NNY:南陽空港
NTG:南通興東空港
NZH:満州里西郊空港
NZL:ジャラントン空港
OHE:漠河古蓮空港
PEK:北京首都国際空港
PKX:北京大興国際空港
PVG:上海浦東国際空港
PZI:攀枝花空港
QHX:瓊海空港
QSZ:ヤルカンド空港
RHT:阿拉善右旗巴丹吉林空港
RIZ:日照空港
RKZ:シガツェ空港
RLK:バヤンノール空港
RQA:チャルクリク楼蘭空港
SHA:上海虹橋国際空港
SHE:瀋陽桃仙国際空港
SHF:石河子花園空港
SHP:秦皇島山海関空港
SHS:沙沙空港
SIA:西安西関空港
SJW:石家荘正定国際空港
SQD:上饒三清山空港
SQJ:三明空港
SWA:汕頭空港
SYM:思茅空港
SYX:三亜鳳凰国際空港
SZH:朔州滋潤空港
SZX:深セン宝安国際空港
TAO:青島流亭国際空港
TCG:塔城空港
TCZ:騰衝駝峰空港
TEN:銅仁大興空港
TFU:天府国際空港
TGO:通遼空港
THQ:天水麦積山空港
TLQ:トルファン空港
TNA:済南空港
TNH:通化空港
TSN:天津浜海国際空港
TVS:唐山空港
TWC:タムスクンタングワンチェン空港
TXN:黄山屯渓国際空港
TYN:太原武宿国際空港
UCB:烏蘭察空港
URC:ウルムチ地窩堡国際空港
UYN:楡林空港
WDS:十堰空港
WEF:イ坊空港
WEH:威海空港
WGN:邵陽武岡空港
WHA:ウーフーシュエンヂョウ空港
WMT:遵義茅台空港
WNH:文山空港
WNZ:温州龍湾国際空港
WSK:チョンチンウーシャン空港
WUA:烏海空港
WUH:武漢天河国際空港
WUS:武夷山空港
WUT:忻州空港
WUX:無錫空港
WUZ:梧州空港
WXN:万州五橋空港
WZQ:ウラッドミドルバナージェネラル空港
XAI:シンヤンミンガング空港
XFN:襄陽空港
XIC:西昌青山空港
XIL:錫林浩特空港
XIY:西安咸陽国際空港
XMN:廈門高崎国際空港
WZQ:ウラッドミドルバナージェネラル空港
WDS:十堰空港
WEF:イ坊空港
WEH:威海空港
WGN:邵陽武岡空港
WHA:ウーフーシュエンヂョウ空港
WMT:遵義茅台空港
WNH:文山空港
WNZ:温州龍湾国際空港
WSK:チョンチンウーシャン空港
WUA:烏海空港
WUH:武漢天河国際空港
WUS:武夷山空港
WUT:忻州空港
WUX:無錫空港
WUZ:梧州空港
WXN:万州五橋空港
WZQ:ウラッドミドルバナージェネラル空港
XAI:シンヤンミンガング空港
XFN:襄陽空港
XIC:西昌青山空港
XIL:錫林浩特空港
XIY:西安咸陽国際空港
XMN:廈門高崎国際空港
XNN:西寧曹家堡空港
XNT:ケイ台大連空港
XUZ:徐州観音空港
YBP:宜賓空港
YCU:運城関公空港
YIC:宜春空港
YIE:アルシャン空港
YIH:宜昌空港
YIN:イーニン空港
YIW:義烏空港
YKH:営口空港
YLX:ユーリンフーミェン空港
YNJ:延吉朝陽川国際空港
YNT:煙台莱山国際空港
YNZ:塩城南洋空港
YSQ:松原査干湖空港
YTW:ユティアン空港
YTY:揚州泰州空港
YUS:玉樹巴塘空港
YYA:ユェヤンサンフェァ空港
YZY:張掖甘州空港
ZAT:昭通空港
ZFL:ティエンマー空港
ZHA:湛江空港
ZHY:中衛香山空港
ZQZ:張家口寧遠空港
ZUH:珠海金湾空港
ZYI:遵義空港
XMN:西寧曹家堡空港
XNT:ケイ台大連空港
XUZ:徐州観音空港
YBP:宜賓空港
YCU:運城関公空港
YIC:宜春空港
YIE:アルシャン空港
YIH:宜昌空港
YIN:イーニン空港
YIW:義烏空港
YKH:営口空港
YLX:ユーリンフーミェン空港
YNJ:延吉朝陽川国際空港
YNT:煙台莱山国際空港
YNZ:塩城南洋空港
YSQ:松原査干湖空港
YTW:ユティアン空港
YTY:揚州泰州空港
YUS:玉樹巴塘空港
YYA:ユェヤンサンフェァ空港
YZY:張掖甘州空港
ZAT:昭通空港
ZFL:ティエンマー空港
ZHA:湛江空港
ZHY:中衛香山空港
ZQZ:張家口寧遠空港
ZUH:珠海金湾空港
ZYI:遵義空港
※上記の空港の中には、以下のような制限がある場合があります。
・夏季限定などの季節限定の空港。
・非開放地区の該当する場合、入港には許可証が必要な場合がある。
・現在は軍事用となり民間利用がされていない場合がある。
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バス(中・長距離)
各省内を走る中距離バスと、省から省へと移動する長距離バスがあり、こちらも非常に多くの路線があり、数え切れない程運行されている。
基本的に鉄道が通っていない都市やド田舎の村でも中距離バスや長距離バスは運行していることが多い。
どこかで「中国において鉄道が主要な血管だとすれば、バスは毛細血管だ。」という例えを聞いたことがあるが、まさにその通りである。
鉄道のようにネット上で切符の購入や時刻を調べたりが出来ないのでハードルが高いが、バスを利用をすると旅の幅は大幅に広がる。
民族・文化
人口と民族構成
人口:約14億人
民族:漢族及び55の少数民族
中国といえば「一人っ子政策」が有名ではないでしょうか。
増加する人口対策として1979年に施行された政策ですが、出生後に届出がされない黒孩子と呼ばれる子供の増加、貧困家庭による人身売買が増加するなど、多くの問題を生んだとされています。
また、「一人っ子政策」の反動により、近年では若年層の人工率の低下と、少子高齢問題が指摘されており、本政策は2015年に廃止、2021年には3人まで出生が可能となっています。
少数民族
昔(1930年代)は400種類以上あったとされる少数民族は、政府の制作(民族識別工作)により55種に迄絞られました。
【ア行】アチャン族、イ族、ウイグル族、ウズベク族、エヴェンキ族、オロチョン族、オロス族
【カ行】回族、カザフ族、キルギス族、高山族、コーラオ族
【サ行】サラール族、ジーヌオ族、シェ族、シベ族、ジン族、スイ族
【タ行】タジク族、タタール族、タイ族、ダウール族、チベット族、チャン族、朝鮮族、チワン族、チン、トゥ族、トゥチャ族、トーアン族、トーロン族、ドンシャン族、トン族
【ナ行】ナシ族、ヌー族
【ハ行】ハニ族、バオアン族、プーラン族、プイ族、プミ族、ペー族、ホジェン族、ポー族
【マ行】マオナン族、満州族、ミャオ族、ムーラオ族、メンパ族、モンゴル族
【ラ行】ラフ族、リー族、リス族、ローバ族
【ヤ行】ヤオ族、ユグル族
【ワ行】ワ族
少数民族に分類されない民族
現在、正式な少数民族としての登録を受けていない民族が多数存在しています。
≪少数民族に分類されない代表的な民族≫
Gejia人、東家人、西家人、绕家人、布努人、包瑙人、瓦乡人、蔡家人、龍家人、卢人、木佬人、羿人、拉基人、布央人、普标人、茶洞人、莫家人、仡隆人、臨高人、八甲人、补过人、掸人、俫人、布赓人、莽人、克木人、昆格人、曼咪人、勒墨人、苦聪人、毕苏人、載瓦人、古格人、夏尔巴人、倉洛人、达曼人、嘉绒人、木雅人、茂人、爾蘇人、白馬人、顾羌人、摩梭人、納木依人、史兴人、阿儂人、僜人、艾努人、克里雅人、土库曼人、图瓦人、富裕柯尔克孜人、康家人、托茂人、翁阔人、回辉人、疍家人、穿青人、里民人、本人、土生葡人、大和人、阿尔巴津人、者來寨人、土生犹太人
宗教

最果てのカシュガル
主だった国教としての宗教はありませんが、中国国内では、仏教、キリスト教(カトリック/プロテスタント)、道教、イスラム教などの信者がいます。
とはいえ、大分が民俗宗教を締めており、その他の宗教の割合は数%から1%以下と非常に少数となっています。
宗教の分布は、当時中国各地を支配していた勢力の変遷も影響をしている為、その点も踏まえることで、より一層の理解を深め楽しむことができます。
食文化
基本的な体系としては、八大菜系として地域ごとに8つに分けられています。
「山東料理、江蘇料理、浙江料理、安徽料理、福建料理、広東料理、湖南料理、四川料理」
しかし、実際には東北料理・西北料理など地域の特色を生かした料理や、ウイグル料理などの民族料理、清真料理などのハラール料理など、食の種類は多岐にわたります。
日本で一般的に連想する中華料理と、現地で食す中国料理とは、似ている物もあるが、大きく異る物も多い。
中国料理というと「辛い、脂っこい」というイメージが大きいのではないでしょうか。確かに辛い料理も多いですし、特有の香辛料が使われている料理も多いです。しかし、日本でイメージするよりもあっさりとした料理も多く、実際には日本語の口に合いやすい料理が多いです。
観光・生活情報
電話の掛け方
国番号は+86
電話回線は、都市部については国際電話についても比較的安定している。
しかし、山間部や奥地等は回線が弱いところも多く、また、民族的な問題の多い地域に関しては、国際電話やデーター通信が規制され”圏外”となることもあるので、注意が必要である。
【中国から日本へかける場合】
06-12345678にかける場合
→00-81-6-12345678
090-1234-5678にかける場合
00-81-90-1234-5678
※00= 国際電話識別番号
※電話番号の最初の0は省く
Wifi
Wifiの普及は広く、ホテル等では比較的安定した電波が供給されている。
水
中国の水は硬水であり、真水での飲食には適さない。観光等の短期滞在の場合、身体が順応してない為、そのまま飲むとお腹を壊す場合がある。
沸騰させれば問題ない。
ミネラルウォーターは500mlで1元~3元が目安。
トイレ
中国のトイレの大きな特徴はトイレットペーパーは便器に流さず、置いてあるゴミ箱に捨てるということ。
最初は抵抗を感じるが、中国のトイレの水流は弱く、そのまま流すと詰まる恐れが大きいので流さないほうが良い。
尚、トイレットペーパーはない場合が殆どで、ホテル等でも備え付けのペーパーは量が少ないので中国に着いた際は、1ロール購入しておくと安心。
また、街の中や観光地にある公衆トイレは、有料(約0.5~1元)のところもある。
尚、近年は減ってきているが、扉のない個室「通称ニイハオトイレ」や、非常に汚い(臭い)トイレ、そして長距離バスの休憩所として立ち寄るトイレでは「地面に穴を掘り、納屋の様な建物で目隠ししただけのトイレ」もあり、日本人にはハードルの高いトイレも数多く存在する。
電圧
220ボルト(50ヘルツ)
プラグ(コンセント)はB型やC型、O型が多く、中国への旅行の場合、電圧器は粗不要だが、変換プラグは必須である。
食べ物
気になるのは「衛生面」だと思います。
確かに中国の衛生観念は日本と全く違うので、日本と同じ清潔さを求めているのであれば、入れるお店は非常に限られてしまいます。
中国の食文化を肌で感じたいのであれば、地元民が行くような食堂や屋台がおすすめです。
安い食堂や屋台ではハエが飛んでいるなんてことは朝飯前ですが、高級店やホテルに入っているレストランでは味わえない、庶民の味があります。
私は、旅行先での食事は、観光地で味わう感動や興奮と同じくらいの楽しさがあると思っているので、美味しそうな物は何でも食べます。
そんな私が思う旅行初心者は避けた方がいい食べ物を少し紹介します。
- 日航が当たりまくっている屋台(肉類)
- 草原などで遊牧民が提供している「馬の乳」などの特殊な乳製品
屋台=即お腹を壊す。ということではなく、旅行などで初めて中国に来た場合、中国の食事に身体が順応していないことが原因だと思います。
日本のガイドブックやWEBなどでは”屋台は避けた方がいい”と書かれていますが、個人的には「自分が食べたいと思った物は、食べたらいいと思います。」
アドバイス
中国料理は辛いものが多く、店の中で出される無料のお茶は熱いので、お店に入る前にミネラルウォーターを買ってから行くのがおすすめ。店の中で売っていることもあるが、勿論割高。
チップ
チップは不要。
しかし、ガイドや専用車が同行する旅行の場合、文化上、昼食等の食事はガイドや運転手の分も旅行者が負担して一緒にとる場合が多い。
また、チップという制度ではないが、ガイドや運転手のサービスが非常に満足のいくものであった場合、解散時に費用とは別に「お礼金」として数十元を渡すと喜ばれる。
また、現金での譲渡に抵抗を感じる場合、旅の道中に「飲料」等を差し入れするのでも十分である。中国の夏は非常に暑いことが多いので喜ばれる。
治安
統計的な犯罪発生件数等は今は省略するとして、置き引きやスリ等は一定数発生しているようですが、強盗や殺人等の凶悪犯罪に遭遇することはあまりないでしょう。
また、夜道に関しても、市内の繫華街や繫華街から少し離れた程度であれば、遠くに危険性を感じたこともありません。
但し、前述の通り、置き引きやスリ等はホテル等どこにいても起こりうる可能性があるので、常に気を付けておく必要はあります。
私が実際に体験した、少し怖かった出来事をこちらの記事で紹介しています。
非開放地区
中国では数こそ大分減ってきているが、未だに外国人の立ち入りを制限している地域があります。
外国人の一切入ることの出来ない「非開放地区」と、許可証を取得すれば入ることの出来る「準非開放地区」の2種類があります。
これらの対象地域は公式には発表されていない為、その地を訪れようとして初めて気が付くということが多いです。
日本のガイドブックに載っていない観光地で、特に、民族性の強い地域や、田舎や山間部にある村などは要注意です。
参考記事はこちら
緊急連絡先
公的機関
- 警察:110
- 消防署:119
- 救急車:120※北京は999でもOK
- 交通事故:122
大使館・領事館
在中国日本国大使館
住所:北京市朝陽区亮馬橋東街1号
電話:(市外局番010)- 8531-9800(代表),(市外局番010)-6532-5964(邦人援護)
国外からは(国番号86)-10-8531-9800(代表),(国番号86)-10-6532-5964(邦人援護)
(※管轄地域:北京,天津,陝西省,山西省,甘粛省,河南省,河北省, 湖北省,湖南省,青海省,新疆ウイグル自治区,寧夏回族自治区,チベット自治区,内蒙古自治区)
在広州日本国総領事館
住所:広州市環市東路368号花園大厦
電話:(市外局番020)-8334-3009(代表),(市外局番020)-8334-3090(領事・査証)
国外からは(国番号86)-20-8334-3009(代表),(国番号86)-20-8334-3090(領事・査証)
(※管轄地域:広東省,海南省,福建省,広西チワン族自治区)
在上海日本国総領事館
住所:上海市万山路8号
電話:(市外局番021)-5257-4766
国外からは(国番号86)-21-5257-4766
(管轄地域:上海市,安徽省,浙江省,江蘇省,江西省)
在重慶日本国総領事館
住所:重慶市渝中区鄒容路68号 大都会商廈37階
電話:(市外局番023)-6373-3585
国外からは(国番号86)-23-6373-3585
(管轄地域:重慶市,四川省,貴州省,雲南省)
在瀋陽日本国総領事館
住所:瀋陽市和平区十四緯路50号
電話:(市外局番024)-2322-7490
国外からは(国番号86)-24-2322-7490
(管轄地域:遼寧省(大連市を除く),吉林省,黒龍江省)
在瀋陽日本国総領事館大連領事事務所
住所:大連市西崗区中山路147号 森茂大廈3F
電話:(市外局番0411)-8370-4077
国外からは(国番号86)-411-8370-4077
(管轄地域:大連市)
在青島日本国総領事館
住所:青島市香港中路59号 国際金融中心45F
電話:(市外局番0532)-8090-0001
国外からは(国番号86)-532-8090-0001
(管轄地域:山東省)
税関
日本から中国への現金及び有価証券の持ち出しについて以下の条件に注意すること。
日本からの出国時:100万円を"超える"場合、税関への申告が必要
中国への入国時:5,000米ドルを"超える"場合、税関への申告が必要
メディア(DVD、Blueray、CD、VCD)
中国でも、映画やドラマ等は、 DVDやBluerayなどのソフトでの購入ではなく、ネットワーク上での視聴が一般的となってきており、以前のような街角でのDVDを販売している光景を目にすることは少なくなっている。
日本への持ち込みの可否については種類によるのでここでは言及しないが、DVD・Blueray・CD は再生可能。 VCDは再生不可の場合が多い。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
中国は日本と文化も風習も大きく異なります。日本の感覚のままいると「有り得ない!」の連続になってしまうことでしょう。
旅のスタイルは人それぞれ「旅に何を求めるのか。」自分の想いを大切にして、あまり日本の規制概念にとらわれず、ありのままの中国を思う存分楽しんではいかがでしょうか。