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【まとめ】中国 入国条件「手順・方法」について解説

これまで中国国内で非常に厳しい規制が敷かれていましたが、2024年11月30日の入国分からは査証免除措置が再開されます。

入国規定は今後の状況により変更となる場合があるので、最新情報に注意しましょう。

 

【まとめ】中国 入国条件「手順・方法」について解説

査証免除措置が再開されました。

日本国籍の渡航者が中国に30日以内の滞在をする場合は、査証の取得は不要となります。

≪査証免除条件≫

【査証免除対象国】

日本を含む以下の国
ブルネイ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ、マレーシア、スイス、アイルランド、ハンガリー、オーストリア、ベルギー、ルクセンブルク、ニュージーランド、オーストラリア、ポーランド、ポルトガル、ギリシャ、キプロス、スロベニア、スロバキア、ノルウェー、フィンランド、デンマーク、アイスランド、アンドラ、モナコ、リヒテンシュタイン、韓国、ブルガリア、ルーマニア、クロアチア、モンテネグロ、北マケドニア、マルタ、エストニア、ラトビア

【対象期間】

2024年11月30日0時から2025年12月31日24時まで

【滞在期間】

30日

※出入国日を含み、30日目の24時まで滞在可能
※30日を超えて滞在することが事前に判明している場合は、出発前に事前にビザの取得が必要です。中国到着後にやむを得ず滞在期間を延長する場合は、現地の公安機関出入国管理機関にて停留許可の申請が必要となりますが、必ず認められるとは限りません。認められなかった場合は、「罰則金の支払い」及び「不法滞在歴あり」となる可能性があります。

【免除対象の入国目的】

  • 商業/貿易(※商業・貿易とはMビザに相当する業務が対象となります。Zビザに該当する業務を行う場合は、これまで通りビザの取得歴が必要となります。)
  • 観光
  • 親族訪問
  • 駐在員への家族訪問
  • 交流/訪問(学会への参加等)
  • トランジット

※就労(Zビザ)、学業(Xビザ)、取材報道は引き続きビザの取得が必要となります。

【必要書類】

パスポート

※有効期限の残存期間に確かな定めはありませんが、最低でも滞在日数以上必要となっており、以前の6ヶ月以上+滞在日数を確保しておくことが推奨されます。
※「旅行証、臨時旅券、緊急旅券」等の一般旅券(通常のパスポート)以外の場合、査証免除対象国の国籍であっても、ビザ免除措置は適応されません。

【その他】

  • ビザ免除措置は、第3国からの入国も有効となります。
  • ビザ免除措置は、陸海空の全ての国境からの入国で有効となります。
  • ビザ免除措置は、個人旅行、団体旅行でも有効となります。
  • ビザ免除措置は、回数制限はなく出国後の次回入国までの制限等はありません。
  • ビザ免除措置は、未成年も成人と同じ規定が適応されます。

 

 

出発までにすること

【出発準備①】中国ビザの申請(該当する場合のみ

中国Mビザ見本

2024年11月30日の入国分からは査証免除措置が再開されました。査証免除措置の対象外となる場合は、必ずビザの取得を行いましょう。

主に査証免除措置の対象外となる事例

  • 31日以上の滞在の場合
  • 中国で報酬を受け取る業務(Zビザ相当の業務)を行う場合
  • 留学
  • 査証免除措置の対象外の国籍の者

 

申請可能なビザ一覧

現在は全てのビザが申請可能となっています。

 

【出発準備②】中国行き航空券の手配

航空券

現在、日本〜中国間の航空券は、価格・フライト数共に、少しずつコロナ以前の状態へと戻りつつあります。

年末年始や旧正月、ゴールデンウイーク、夏休みなどの大型連休前後は価格が非常に高くなりますので、早めにチェックしておくようにしましょう。

 

 

【出発準備③】海外旅行保険への加入(任意)

保険

中国の医療制度は日本とは大きく異なる点がいくつかあります。

海外では何があるか分かりません。新型コロナウイルスの事例を考えると何が起こるか分かりません。

海外旅行保険への加入も検討される事を推奨します。

中国の病院の日本との違い

  • 治療費は前払い

    診察代や治療費等は全て前払い制です。

  • 救急車は有料

    料金は基本料金に加えて、走行距離や治療行や投薬、心電図等の機器の使用など、追加料金が設定されています。

  • 医療費は均一ではない

    病院や医師のランク、地方か都市、医療器具や投薬内容など、受ける医療サービスにより料金は大きく異なります。また、自己負担額の割合にも差がある点にも注意が必要です。

 

 

 

【出発準備④】EDカード(入境カード)への事前記入(任意)

空港の入国審査のカウンターにも用紙が配置されていますが、手元にある場合は事前に記入しておくことで少しでも早く入国審査を終える事が出来ます。

中国出入国カード表

  • 姓:パスポートのアルファベットを記載
  • 名:パスポートのアルファベットを記載
  • 出生日期:生年月日を記載
  • 旅行证件号码:パスポート番号を記載
  • 到底航班/车次/船名:中国に入国したフライト便名を記載
  • 本人电话号码:携帯電話番号を記載
  • 在华经停和目的城市:目的地の都市名を記載
  • 在华住址或旅馆名称 市:中国で滞在する住所かホテル名と都市名を記載
  • 国籍:国籍を記載
  • 中文姓名:漢字の姓名を記載
  • 签证号码:ビザ番号を記載(ビザ面の右上の赤字)
  • 入境事由:入国目的を次の中から選んでチェックを入れる
  • 外交:政府関係者
    访问商务:ビジネス渡航(MビザやFビザを取得している場合等)
    定居:中国に住んでいる場合
    工作:中国で報酬を受け取って仕事をする(Zビザや居留許可を取得して仕事をする場合)
    学习:留学の場合(Xビザを取得している場合等)
    旅游:旅行(Lビザ)
    探亲:親族訪問(Q2ビザを取得している場合等)
    过境:乗継(トランジット)目的の入国
    其他:詳しく記載

中国出入国カード裏

  • 您是否定采出境行程?如是,请填写具体安排(出国の予定は決まっていますか?決まっている場合は詳しく記入して下さい)
    是:はい(出国の予定は決まっています。)
    出境时间:予定日を記載
    出境航班车次船名:出国に乗る予定のフライト便名を記載
    否:いいえ(出国日は未定です)
  • 您是否定有中方邀请单位或邀请人?如有,填写其联系信息(中国での受け入れ先はありますか?ある場合は連絡先などを記入して下さい)
    名称:受け入れ先の名称を記載
    住址及联系电话:受け入れ先の住所と電話番号を記載
    ※MビザやZビザは中国現地企業の情報、Q2ビザ、Sビザは招聘人の情報、Xビザは大学の情報を記載します。
  • 您在过去两年曾去过哪些国家(地区)?
    2年以内に訪れた諸外国の名称を記載します。(スタンプがある場合は特に注意)
  • 签名:パスポートと同じ書体でサインします。

 

 

【確認しておこう】中国現地の情報など

アルタイ空港

事前に、訪問する都市を管轄している「大使館・総領事館」などで最新情報を確認しておきましょう。

 

参考リンク

在中国日本国大使館
管轄地域:北京市・天津市・河北省・河南省・陝西省・湖南省・湖北省・甘粛省・内蒙古自治区・寧夏回族自治区・青海省・新疆ウイグル自治区・山西省・チベット自治区

在広州日本国総領
管轄地域:広東省・福建省・海南省・広西チワン族自治区

在上海日本国総領事館
管轄地域:上海市・江蘇省・浙江省・安徽省・江西省

在大連領事事務所
管轄地域:大連市

在瀋陽日本国総領事館
管轄地域:遼寧省・吉林省・黒龍江省

在重慶日本国総領事館
管轄地域:重慶市・四川省・雲南省・貴州省

在青島日本国総領事館
管轄地域:山東省

 

 

日本帰国前に確認しておくこと

Visit Japan Webへの登録

必須事項ではありませんが、日本へ帰国時の入国審査をスムーズに行う為にも、「Visit Japan Web」への登録を済ませておきましょう。

Visit Japan Web

日本入国前に「Visit Japan Web」の利用が推奨されています。「Visit Japan Web」では、検疫、入国審査、税関申告の手続をあらかじめオンラインで行うことができます。

 

その他、日本帰国時の注意事項なども併せて確認しておきましょう。

【まとめ】日本 入国条件「手順・方法」について解説

 

 

 

まとめ&関連記事

現在、中国への入国時の手続きはビザ申請のみとなりました。

中国ビザの申請は少しずつ緩和されてきていますが、申請者の条件や希望するビザによっては非常に複雑な部分があります。

渡航を考えている場合、早めの準備が望まし状況となっています。

 

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