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【徹底解説】「eチケットお客様控え」とは?見本~使い方~見方/印刷したものを・持参すべき?

飛行機に乗る時に必須の航空券(チケット)は“eチケット”と呼ばれていますが、そもそも”eチケットとは何か”、見方や使い方等説明してこうと思います。

【徹底解説】「eチケットお客様控え」とは?見本~使い方~見方/印刷したものを・持参すべき?

「eチケットお客様控え」とは?

現在の航空券(チケット)はほぼ全てが電子化されており、購入した航空券情報はネットワーク上で管理されています。その航空券情報が記載されているものが「eチケットお客様お控え」となります。

一昔前の”紙の航空券”ではなくなったので「急な出発で空港に向かいながら航空券を手配する」という事が可能になりました。

実際に飛行機に搭乗する為には「搭乗券」が必要となるので、空港でのチェックイン時に「パスポート」と「eチケットお客様お控え」を提示すれば、搭乗券に引き換え可能となります。

 

eチケット」って何が書いてあるの?見方や記載内容

「eチケットお客様控え」には、色々な沢山書いて書いてありますが、最低限確認しなければいかねい箇所を見ていきます。

赤色箇所は、確認が必須の箇所
青色箇所は、必要に応じて確認が必要な箇所
黄色箇所は、特に確認が必要ではない箇所

尚、「eチケットお客様控え」には様々な種類があり、GDS(※1)により異なりますが、表記の仕方に多少の違いがありますが、記載内容は凡そ同じとなります。
GDSとは、Global Distribution Systemの略称で、コンピュータソフトによる航空券やホテルを予約出来るシステムの事で、航空会社や旅行会社はこれを使用して航空券の予約や発券作業を行っています。
主なGDS:セーバー、ガリレオ、Amadeus(アマデウス)、ワールドスパン、INFINI(インフィニ)、トラベルスカイなどがあり、どこのGDSを使用しているかで「eチケットお客様控え」の見た目も異なります。

eチケットお客様控え

▼確認必須箇所

①名前

パスポートに記載されているアルファベットの綴りと一致しているか必ず確認しましょう。この名前が1文字でも間違っていると飛行機に乗れません。

/ 名の順番で記載されるので、日本人であれば通常の並びのままとなります。決してTARO / TANAKAの順ではありません。名前の後ろの記号は性別を意味しています。

MR:男性(大人:12歳以上~)
MS:女性(大人:12歳以上~)
MSTR:男性(子供:~11歳)
MISS:女性(子供:~11歳)
※年齢は基本的に出発日の年齢を基準に設定されますが、航空会社により基準が異なる場合がある為、往路と復路で年齢が変わる場合は、航空会社に確認をしましょう。

②予約番号
予約番号は、航空会社の予約番号と旅行会社の予約番号の2種類があります。
航空会社のホームページなどで手続きをする際に必要となるのは、航空会社の予約番号となります。

③航空券番号
必ず必要となる番号なので、番号をメモしておくようにしましょう。

④旅程
自身の予定している内容と一致しているか必ず確認しましょう。

英語表記の物が多いです。

【日付】15FEB(SAT)1415→0215日(土曜)1415

  • JAN=1月、FEB=2月、MAR=3月、APR=4月、MAY=5月、JUN=6月、JUL=7月、AUG=8月、SEP=9月、OCT=10月、NOV=11月、DEC=12
  • MON:月、TUE:火、WED:水、THU:木、FRI:金、SAT:土、SUN:

以下のように、空港名の後ろに(2)と数字がある場合は、ターミナルを意味しています。
OSAKA/KANSAI INTERNATIONAL(1)
SHANGHAI/PUDONG INTL(2)

⑤便名・航空会社名
自分が乗るフライト番号と航空会社名となりますので、必ず確認しておきましょう。

⑥予約ステータス
基本的にはOKという表記ですが、HK、KKという表記がされている場合もあります。
UC、TK、PDなどの場合は、予約が取れていない可能性がありますので、購入元に確認をしましょう。

⑦BAG/手荷物情報

無料の預入荷物の数量が記載されています。

2PC:無料で2個預けれ可能。(大きさや重量等は航空会社HPで要確認)
1PC:無料で1個預けれ可能。(大きさや重量等は航空会社HPで要確認)
20KG:無料で20KGまで預けれ可能。(個数などは航空会社HPで要確認)

どのパターンの場合でも、詳細は必ず航空会社のホームページで確認をしましょう。

⑧ターミナル
空港によってはターミナルが複数ある場合があるので、必ず確認しておくようにしましょう。

▼必要に応じて確認が必要な箇所

⑨チケット発券日
チケットが発券された日が印字されています。旅行代理店で購入した場合、代理店へ料金を支払った日と同じ日付とは限りません。

⑩マイレージ番号
マイレージ登録をした場合、ここに表示されます。プライバシーの観点から番号全てが表示される事はありません。

⑪クラス
ここでいうクラスとはエコノミーやビジネスといった座席種類ではなく、運賃種別の事を表しています。
エコノミー運賃の中にもYから始まり高額な物から安価なものまで、10数種類の運賃設定があります。
クラスによりマイレージの積算率や運賃規則が異なります。

⑫座席番号
事前に座席指定を行った番号は、ここに番号が表示されます。

▼特に確認が必要ではない箇所

⑬発券航空会社
殆どの場合、発券航空会社=搭乗する飛行会社となりますが、まれに違う事もあります。

⑭発券旅行会社
チケットを発券した旅行会社の情報が記載されています。
旅行会社名は番号で書かれる番号とアルファベット名で記載されるなど、「eチケットお客様控え」により異なります。
尚、申込旅行会社と発券旅行会社名は必ずしも同じとは限りません。

⑮発行日
「eチケットお客様控え」を印刷、ダウンロードした日

⑯フェアーベーシス
上述のクラスと同じように、購入したチケットの運賃種別が記載されています。

⑰有効期間(INVALID BEFORE/INVALID AFTER)
購入したチケットの使用可能な期限で、多くの場合、出発日と同じ日程が記載されています。

⑱支払方法
発券元がチケットを発券する際に使用した支払方法が記載されています。
購入者が旅行会社に支払った方法ではありません。

⑲運賃情報

  • 運賃:チケット代金が記載されていますが、IT、BTなどの表記になっている場合もあります。どちらの場合でも特に問題はありません。
  • 税金等:空港使用料や燃油サーチャージ等が記載されています。
  • 合計:チケット代金と税金の合計金額が記載されていますが、IT、BTなどの表記になっている場合もあります。どちらの場合でも特に問題はありません。
  • 運賃計算情報:チケット代金や税金の算出方法計算式が書かれていますが、特殊な計算式が用いられている為、専門知識がないと判別は不可能な為、特に気にする必要はありません。

⑳制限事項等
航空券の運賃規則や、特別なリクエストをした際に記載される場合がありますが、状況により異なる為、あまり気にする必要はありません。

㉑注意事項(共通)
飛行機に搭乗する上での注意事項が記載されています。

大切なポイントだけを要約すると以下のようになります。

  • チェックインと搭乗手続きの際には、必ず「eチケットお客様控え」「パスポートや身分証明書」「その他必要な渡航書類」を提示して下さい。
  • 最新のフライト状況や手荷物情報の詳細は、必ず航空会社に確認して下さい。

記載される内容はeチケットお客様控えにより異なる場合がありますが、大体の内容はどれも同じです。

 

Q & A 疑問点

印刷するべき?スマホの画面でOK

では、「eチケットお客様お控え」は印刷するべきか、スマホの画面の提示でOKか、はたまたパスポートの提示だけで十分なのかについてお答えしていきます。

早速の答えですが、
パスポートの提示だけでチェックインは出来ますが、念の為、印刷したものを携帯した方が良い。」です。

私もいつも海外に行くときは、印刷した「eチケットお客様お控え」とパスポートをカウンターで提示しますが、殆どの係員がパスポートしか見ません。

だったら別にいらないんじゃ、、、、となりますが、次の様な時に必要になります。

  • 同姓同名の乗客がいる
    これ案外あるんです。誤った手続きをされると預入荷物が違う所に行ったり、チケットが正しく処理されずに以降の旅程が使用できなかったりと、不具合が発生する可能性があります。
  • フライトキャンセルが発生した場合
    出発前の日本でもそうですが、特に出発後に現地で手続きをする場合に提示を求められる事があります。
  • 空港でスタッフに質問する時。
    紙を見せながら質問する方が早くて確実です。
  • 乗り換えや入国審査の際に提示を求められる場合がある。
    査証免除措置の条件として、出国用航空券を条件としている国があるので、必ず携帯しましょう。

尚、航空会社の規定でも携帯が必須となっていますので、必ず持っていくようにしましょう。

どうしても「eチケットお客様お控え」を提示出来ない場合

何かしらのイレギュラーで「eチケットお客様お控え」を手元に持っていない場合であっても、前述の通り殆どの場合パスポートのみでチェックインを行うことができます。

しかし、万が一の為にも以下の項目はメモ等に記しておくようにしましょう

  1. 名前
  2. 航空券番号
  3. 旅程(日付、区間、便名)

 

まとめ

「eチケットお客様控え」のまとめ

  • 「eチケットお客様控え」の記載内容は事前に必ず確認しておこう。
    特に「名前のスペルと性別」「日程」は間違いがないか必ず確認しておきましょう。
  • 「eチケットお客様控え」はなくてもチェックインできることが多いですが、必ず携帯しましょう。
    もしも、携帯できない場合でも「名前・航空券番号・旅程」はメモしておこう。

 

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