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【まとめ】台湾 入境条件「手順・方法」について解説

2022年3月7日より、一定の条件を満たす場合、日本国籍を含む外国籍の台湾入境が許可されました。

※現時点では、台湾でのトランジット(乗り継ぎ)は禁止されています。

この記事では、台湾に入境する為の条件や手順をご紹介していきます。

台湾入境前にやること

2022年5月10日現在、台湾に入境可能な人は以下の通りとなっています。

渡航前に今一度確認しておきましょう。

  1. 台湾籍(台湾パスポート所持者)
  2. 商用目的の外国人渡航者(※特別入境許可・ビザが必要
  3. 台湾籍の配偶者・未成年の子供
  4. 台湾外国人居留証 所持者
  5. 研究等の為に入国する台湾教育省による入国許可を保有する学生
  6. 緊急時及び人道的理由により特別に入国許可を所持している者
    (※葬儀、重病の家族への訪問など、緊急及び人道上の理由で台湾への入国を必要とする外国人は、自国の台北経済文化代表処での特別入国許可の申請前にCECCから特別許可を取得する必要があります)

【出発準備①】特別入境許可の申請

申請可能なビザの種類

現在は、査証(ビザ)が必須となっています。

以下の2種類のいずれかのビザを取得します。

 

特別入境許可(ビザ)「停留ビザVisitor Visa」

渡航目的:商務目的

▼ポイント

  • 現在は1次ビザ(入境可能回数1回のみ)のみと受付

特別入境許可(ビザ)「居留ビザResident Visa」

渡航目的:雇用・赴任・投資目的

▼ポイント

  • 台湾現地企業を通して労働許可の申請・許可が必要となります。
  • 渡航目的が"投資"の場合は「経済部投資審議委員会」からの許可書が必要となります。
  • 居留ビザ(Resident Visa)は入境後30日以内に、居住地の内政部入出国及移民署所属のサービスセンターにて「外国人居留証(外僑居留證)」への切り替えが必要となります。「外国人居留証(外僑居留證)」への切り替え後は、居留証の期限内は再入国扱いとなり、渡航の都度ビザを取得する必要はありません。

 

【備考】

中国籍の場合...
ビジネス目的での渡航の場合、台湾の招聘企業が内政部移民署のオンラインシステムを通じて申請します。

香港・マカオ籍の場合...
ビジネス目的での渡航の場合、香港・マカオの経済文化弁事処または国外の台湾大使館・代表処にて申請します。

 

 

申請場所

  • 「台北駐日経済文化代表処」予約必須
    【管轄地域】:東京、長野、山梨、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、福島、新潟、山形、秋田、宮城、青森、岩手
  • 「台北駐日経済文化代表處横浜分處」予約必須
    【管轄地域】:神奈川、静岡
  • 「台北駐大阪経済文化弁事處」
    【管轄地域】:愛知、岐阜、富山、石川、福井、滋賀、三重、奈良、和歌山、大阪、京都、兵庫、鳥取、岡山、広島、島根、四国全域
  • 「台北駐日経済文化代表處札幌分處」
    【管轄地域】:北海道
  • 「台北駐日経済文化代表處那覇分處」
    【管轄地域】:沖縄
  • 「台北駐大阪経済文化弁事處福岡分處」
    【管轄地域】:山口県、九州全域

 

【出発準備②】台湾行き航空券の手配

現在、日本〜台湾間のフライトの数は非常に少なくなっており、航空券の価格に関しても依然と比べると非常に高額なものとなっています。

運航本数も少ない為、スケジュールの確認など早めに行っておくようにしましょう。

 

 

【出発準備③】隔離用の防疫ホテルの予約(2022.06.13-更新-

台湾入境前に、入境後の隔離の為のホテルを事前に予約しておく必要があります。

2022年6月15日00時00分入国分から:「3日間の隔離+4日間の自主健康管理」

▼予約サイト

防疫旅宿查詢平台

 

 

【出発準備④】入国検疫システムの申請

台湾入境48時間前からチェックインまでの間に、入国検疫システムへの入力が必要となります。

 

 

台湾到着後にすること

ステップ1:入境手続き〜隔離施設へ

【流れ①】入境檢疫系統」の確認

台湾入境後、入境檢疫系統に登録した携帯電話番号にショートメッセージが届きます。
(※台湾の携帯電話番号を所持していない場合は、取得が必要となりますので、SIMカードの差し替え可能なSIMフリーのスマホの携帯が推奨されます。)

 

【流れ②】検疫〜入国審査〜受託手荷物の受け取り〜検疫/税関

赤外線体温センサーで検温の実施(異常がある場合、別途検査が実施されます。)

問題がない場合、入国審査、受託手荷物の受け取りへと進みます。

検疫・税関規定を超ない場合は、グリーンライン(Nothing to Declare)へ
検疫・税関規定を超える場合は、レッドライン(Goods to Declare)へ

 

【流れ③】新型コロナウイルス検査実施

唾液検査による抗原検査が実施されます。

※検査結果は登録した携帯電話に送信されます

※隔離7日目に実施する検査の為の「簡易検査試薬」が渡されます。

 

【流れ④】滞在場所(防疫ホテル等)へ移動

検査終了後、防疫タクシー(防疫計程車)にて、防疫ホテル等に移動します
※公共交通機関の利用不可

 

 

ステップ2:隔離〜自己健康観察

【流れ①】隔離検疫「3日間」(2022.06.15-追記-)

入境日を0日とし、3日間、防疫ホテルにて隔離を行います。

隔離3日目に「簡易検査試薬」にて簡易検査を実施し、結果が陰性の場合は隔離が解除され、4日間の自主健康管理期間に移行します。

▼ポイント

隔離場所は、自宅、親族宅、友人宅が可能となりますが、1人1戸の検疫条件を満たすことが絶対条件となりますので、

海外からの渡航の場合は、実質的に防疫ホテルの利用が必須となります。

 

【流れ②】自主健康管理期間「4日間」(2022.06.13-追記-)

防疫ホテルでの3日間の隔離期間終了は4日間の自主健康管理期間が実施されます

▼自主健康管理期間の規則

自主健康管理期間は「1人1室」が認められます。

  • 衛生当局に対して、体温検査の報告を行う(電話またはSMS等)
  • 外出時はマスクを必ず着用すること(義務)
  • 人が多く集まる場所にて他人と近距離で接触することは禁止(外食を含む)
  • 医療施設の利用の禁止(お見舞いや付き添い等も禁止)
    ※緊急時は衛生局または1922に連絡する
  • 簡易検査を2回実施し、検査結果を衛生当局に報告する(電話またはSMS等)

 

【例】「7月1日、台湾入境の場合」(2022.06.15-追記-)

▼2022年6月15日00時00分入国分から:「3日間の隔離+4日間の自主健康管理」となっています。

7月1日に台湾に入境した場合のスケジュール

7月01日:入境「到着時にPCR検査が実施され、迅速抗原検査キットが2個配布されます(1個は隔離3日目に実施。残り1個は予備)」
7月02日:隔離1日目(到着の翌日から隔離カウントスタート)
7月03日:隔離2日目
7月04日:隔離3日目(迅速抗原検査を行い、検査の結果が陰性の場合、翌日から自主健康管理期間に移行)
7月05日:自主1日目(自主健康管理期間のスタート)
7月06日:自主2日目
7月07日:自主3日目
7月08日:自主4日目(期間中に実施した2回の検査で陰性の場合、翌日から自主健康管理期間の終了)

 

ステップ3:通常の生活へ

自主健康管理期間の終了後は一般生活を送ることが出来ますが、政府のコロナ対策の規定を守る必要があるので、最新の情報に注意しましょう。

 

 

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