旅行情報 旅行記 留学&学習

【中国の魅力】中国の"いいところ"と"悪いところ"を中国好きが6個紹介

中国

皆さん「中国」と言えばどんなイメージをお持ちでしょうか?

「広い、人口が多い、漢字、反日?」

確かにその通りですが、これだけではありません。

今回は、中国が好きで留学と旅行を合わせて600日くらい中国に滞在した経験から、自身の独断と偏見で「中国の"良いところ"、"悪いところ"」を6つずつ紹介していきます。

【中国の魅力】中国の"いいところ"と"悪いところ"を中国好きが6個紹介

良いところ

多くの文化や観光地がある

中国観光地 万里の長城

中国国土は9,597,000㎢あり、ロシア・カナダ・アメリカについで4番目の広さを有しています。因みに日本の25倍の広さがあります。

そんな中国には22の省5つの自治区、そして香港やマカオなどの特別行政区があり、地域により文化や風土は大きく異なり、世界遺産も59ヶ所にものぼります。

中国というと”乾燥した黄砂”や”上海や北京などの大都会”のイメージを抱く人が多いかもしれませんが、それは中国の一部分に過ぎません。

 

 

そして、これらもまた中国の一部分に過ぎません。

毎年の大きな連休を全て使って中国の旅行へ出かけても、全て回りきるには何年もの歳月が掛かることでしょう。

色々な顔を持つ中国、きっとあなた好みの中国の色が見つかるはずです。

 

 

多彩な食の文化

中国の食文化の豊かさは有名ですね。

中国に興味のない人でも、「上海料理、広東料理、北京料理、四川料理」の四大中華は聞いたことがあると思います。

少し中国に興味のある人であれば、中国八大料理もご存知のことでしょう。

中国八大料理

山東料理、四川料理、江蘇料理、広東料理、安徽料理、浙江料理、福建料理、湖南料理

 

2019年コルラ駅夕食(西红柿炒鸡蛋とラグ面)2

それに加えて、ウイグル料理やチベット料理などの民族料理がたくさん存在します。

そしてその民族料理も、地方によって見た目や風味が異なることも多く、楽しみが尽きることはありません。

 

トルファン朝食 清淡面(2日目)

日本人は、中華=”辛くて、脂っこい”というイメージを持っていますが、本場の中国料理は決して”辛くて、脂っこい”ものばかりではありません。

本場の中国料理を食べれば、自分の舌に合う料理が必ず一品は見つかるはずです。

 

 

面白い人が多い

ウルムチの夜一

何と言えばいいでしょうか。中国に行ったことのある人であれば、お分かりかと思いますが、、、陽気な人が多いというのが分かりやすいかもしれません。

タクシーの運転手や、出店のおじさん、列車に乗り合わせた人々など、陽気で面白い人が多い印象です。

旅先では皆出会ったばかりでも、気さくに話しかけてくれたり、冗談を言ったり、日本の旅行では中々出会わない人達が沢山います。

 

 

親切な人が多い

中国には日本の様な"お客様は神様"の精神はなく、一見ぶっきらぼうに見える店員が多いのが現実です。

しかしそれと同時に、案外そうでもないのも、また事実です。

旅先で道を聞けば、

  • わざわざ店番をほっぽり出して道案内に出てきてくれたり、
  • 自分の不要な紙を探して地図を描いてくれたり、、、

などなど。

困っている人を温かく助けてくれる人を多く見かけます。

また、マナーが悪い印象の中国人ですが、バスや電車では老人には積極的に席を譲る中国人の姿は驚かされます。

 

日本から近くて物価が安い

近年の中国の物価の高騰振りを見ていると、「中国=物価が安い」とは言い難くなってきていますが、アメリカやヨーロッパなどに比べればまだまだ物価は安いと言えます。

日本からの距離も近く、航空券代も比較的安価に抑えられる為、海外旅行としての予算面でのハードルは低いと言えるでしょう。

行先を絞れば2泊3日でも、十分な旅行を楽しむことが出来ます。

 

 

言葉の壁が他国に比べて少し低い

トルファン葡萄溝(2011年)

「中国は漢字の国だから喋れなくても、ジェスチャーと筆談で行けるでしょ~。」という人がいますが、

自身の留学と旅行の経験上、「そんなに甘くない」というのが本音です。

 

しかし、「ヨーロッパや東南アジア」などで、現地の言葉が全く話せない場合、話すことは勿論ですが、標識を見ても意味すら判らないという事になりますが、

建物の「入口・出口」や「銀行」などの漢字は日本と同じで、食事のメニューを見ても大体のイメージが付く場合がある為、同じ漢字文化の中国の場合、「まだ何とかなることもある。」と言えます。

 

 

悪いところ・残念なところ

交通マナーが悪い

中国の交通事情(in西安)

年々良くはなってきていますが、日本の交通事情とは違うと思っておかなければいけません。

信号無視や、信号のない横断歩道を人が歩いていても減速せずに走ってくる車も多いです。

また、クラクションを鳴らす基準や目的が日本と全く異なり、街のそこら中でクラクションが鳴り響いています。

 

 

マナーが悪い

中国の混雑する駅の待合室

「中国人はマナーが悪い」そう思っている日本人も多いのではないでしょうか?

 

目を疑うポイント

  • 列に割り込む
  • 道端で痰を吐く
  • ゴミのポイ捨て
  • 大声で話す

これらは以前の中国では日常茶飯事でした。

最近は時代の流れと共に改善されてきていますが、まだ目にすることもあります。

 

ボッタくりがいる

これも、最近は減ってきているように感じますが、観光地の土産物売り場や、白タクの”料金のふっかけ”は依然として存在しているようです。

日本とは違うということは念頭において置きましょう。

 

注意ポイント

中国は値段交渉が当たり前と言われていましたが、近年では本当に「適正料金」で運営している店も多く、昔の感覚で値切ると逆に不機嫌になるところもあるので、注意しましょう。

 

 

環境汚染が酷い&汚い所が多い

中国の空気汚染(西安)

少し前のPM2.5問題が分かりやすいでしょうか。今でも石炭を主たる燃料生産源としている都市もあるようで、1日の終わりに鼻をかむと黒かったこともあります。

 

 

西遊驛站餐飲広場近くのマーケット2

また、ゴミの出し方や生鮮食品の管理方法が日本と違うので、”ハエ”を目撃することが多く、飲食店でハエが飛んでいるのも朝飯前です。

中国の随所には、綺麗好きは人にとっては「こんなの無理!」となるポイントが多く存在しています。

 

 

観光地化が進み過ぎる

大混雑の万里の長城

近年は中国全土で観光ブームが広がっており、以前は静かだった観光地にも多くの観光客が押し寄せています。

そして、それに対応する為に、施設や周辺の地域が新しく生まれ変わり、昔ながらの面影が消えつつあるのが実情です。

 

 

高昌古城(2019)2

遺跡に向けて走る舗装道路

この写真は2019年に新疆ウイグル自治区のトルファンにある高昌古城で撮影したものです。10年前の2009年に訪れた時はこの様な舗装道路は無く、遺跡群まではロバ車に乗るか歩いて行かなければいけませんでした。

お金を払えば区間車で遺跡を歩かずに周れるようになっています。便利ではありますが、遺跡の中に綺麗な舗装路が通っている光景には違和感を覚えてしまいます。
≪その時の旅行記はこちら:【2019年】新疆ウイグル自治区・旅行記≪トルファン滞在2日目、アスターナ地区・高昌古城 観光編》

 

ピチャン砂漠公園3.JPG

観光客の増加で地形が変わった砂漠

こちらは2019年に新疆ウイグル自治区トルファン市ピチャン県にあるクムタグ砂漠で撮影したものです。これでも立派な砂漠ですが、10年前の2009年に訪れた時はもっと大きく起伏の激しい砂丘があり、砂丘を一つ越えるのも一苦労した記憶があります。

この写真は観光客が映り込まないように角度を考えて撮影していますが、実際には100人以上の観光客で賑わっており、バギーや区間車が走り回っています。
≪その時の旅行記はこちら:【2019年】新疆ウイグル自治区・旅行記≪トルファン滞在1日目、鄯善(ピチャン)のクムタグ砂漠観光編》

以前は数人の観光客がいるだけの静かな観光地でしたが、今は当時の風情や面影は消えつつあります。

 

 

カナス湖夜2

これは2019年に新疆ウイグル自治区アルタイ地区ブルチュン県にあるカナス湖の湖畔のロッジで撮影したものです。

2009年に訪れた時も宿泊施設はありましたが、街灯などは一切なく、外に出れば漆黒の闇。30cm先も見えないほどでした。

しかし、その代わり上を見上げれば満天の星空が広がっていました。その時の綺麗さは何と表現すれば良いでしょうか。天の川、流れ星、人工衛星の全てが肉眼で見えて、常に輝き続ける無数の星達に酔ってしまうほど....あんな星空には一生出会えないと思えるほどでした。私が訪れた6月下旬は夜は10度近くまで冷え込み、部屋の毛布を持ち出して包まりながら、時間を忘れて夜空を眺めたのを覚えています。

そんな想い出深いカナス湖ですが、今は観光客の増加に伴い宿泊施設の増設や街灯の増加で、宿泊施設の周辺に暗闇はありません。星空も見えるには見えますが、当時の息を飲むような美しさには到底及びません。

明りの無い湖の近くまで足を延ばせば当時の美しい星達に出会えたのかもしれませんが、速足で1時間近く歩かなければいけません。異国の地でしかも観光地化されているとはいえ、大自然の中をそれだけの距離を歩くのは現実的ではない為、諦めました。

写真撮影が趣味となった今であれば、ヘッドライトと防寒着を持って撮影に行くかもしれません。

≪その時の旅行記はこちら:【2019年】新疆ウイグル自治区・旅行記≪カナス湖(喀納斯湖)≫観光編(前編)

 

 

時代の流れとはいえ、少し寂しさを感じます。

 

 

政府の規制や取り締まりが激しい

色々な社会問題でご存知の方も多いと思いますが、中国政府の情報規制や取り締まりは日本のそれとは大きく異なります。

一般的な観光地にしか行かない場合はそれほど影響はありませんが、”秘境”と呼ばれるような所は政府の規制対象となる地域が多く、特に非開放地区には注意が必要です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は中国に興味がない人でも分かりやすいように端的に紹介してみました。

ですので、「今回紹介した”中国の悪いところ”」≠「私が思っている”中国の嫌いなところ”」ではありません。

中国好きは「”悪いところも含めて中国らしい”」と感じている人が多いのではないでしょうか。

また、中国人のモラルは時代と共に年々良くなっており、紹介した”悪いところ”は現在では減ってきていますので、この点はご理解いただけますと幸いです。

もしも、中国に旅行に行った時に、今回紹介した”悪いところ”に遭遇してしまっても、それでも中国の旅行が楽しかったと感じることが出来た人は、中国がきっと好きになることでしょう。

 

-旅行情報, 旅行記, 留学&学習

Copyright© 旅のプロの旅行情報サイト , 2025 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.