現在、中国ビザの申請の際は事前にオンラインでの申請用紙の作成が必要となっています。
これまでの手書きでの記入と異なり、入力しなければならない項目が多くなり、少し複雑になっています。
今回は「Mビザ(商業/貿易/業務)」の申請表の入力方法を紹介していきます。
この記事では、前半の第1部分~第4部分を紹介します。
後半の第5~第10部分はこちら
- 【中国ビザ】オンライン申請・申請表の入力方法≪2/2≫
- 観光ビザの入力例はこちら「前半」「後半」
注意事項
【更新】2023.09.01-更新-
申請用紙の入力項目が大幅に簡略化されました。
【主な変更点】
- パスポート情報:必要項目の簡略化
- 学歴:最終学歴のみで、必要項目の簡略化
- 職歴:直近5年間のみ
- 使用可能言語:項目削除
【重要】2023.09.11-更新-
- 2023年9月29日~10月4月は、中国ビザ申請センターは休館となります。
※この期間は既に提出している書類の審査も中断されます。
【重要】2023.09.07-更新-
- 現在、中国ビザの申請の際には、「指紋採取」「写真撮影」が必要となっています。(旅行会社による代理申請の場合も同様)
▶参考記事:【新規則】中国ビザ申請時に「指紋採取と写真撮影」が義務化
※2023年12月31日までは1次ビザと2次ビザは指紋認証が免除されています。
徹底解説【中国業務Mビザ】オンライン申請 入力方法≪1/2≫
中国ビザセンターのHPにアクセス
まずは中国ビザセンターのHPに入り、申請するビザセンターを選択します。
申請するビザセンターは、現住所が申請するビザセンター(領事館)の管轄地域内でなければいけません。
東京大使館
日本全国
大阪領事館
大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県、愛媛県、高知県、徳島県、香川県、広島県、島根県、岡山県、鳥取県
名古屋領事館
愛知県、岐阜県、福井県、富山県、石川県、三重県
例外事項
現住所や勤務先が管轄地域外でも以下に該当する場合は、申請が可能です。
- 現住所が大阪領事館の管轄地域で、勤務先が東京大使館の管轄地域の場合は、大阪領事館で申請可能。
- 現住所が東京大使館の管轄地域で、勤務先が大阪領事館の管轄地域の場合は、在職証明書の提出で申請可能。
※在職証明書に規定のフォーマットはありませんが、個人情報(姓名・生年月日・住所・会社)と会社情報(会社名・住所・代表者)が載っており、会社の印鑑などが必須事項となります。
注意事項のポップアップウィンドウが開くので、「OK」をクリックします
画面中央の高速リンクの「査証」をクリックします。
左下の「申請表入力」をクリックします。
利用規約を一読し、「同意」をクリックします。
①「申請するビザセンター」を選択
②「新しい申請表を作成する」に選択
③「新しい申請表を作成する」をクリック
セキュリティ確認の為に、指示に従い画像を合わせましょう。
第1部分-個人情報
1.1 姓名
1.1A:【必須】パスポートに記載のアルファベッドの"姓"を入力(例:TANAKA)
1.1C:【必須】パスポートに記載のアルファベッドの"名"を入力(例:TARO)
1.1D:当てはまらない際は、入力不要
※基本的には外国籍から日本国籍に帰化した場合などに入力する。
1.1E:【必須】パスポートに記載の漢字の"姓名"を入力(例:田中太郎)
1.1F:【必須】既定サイズを満たした写真をアップロード
※申請用紙の作成時点で規定を満たした写真をアップロードしなければいけません。但し、エラーメッセージが表示されていなければ、申請時に提出する写真の原本とアップロードした写真が一致していなくても問題ありません。
1.2 生年月日
1.2A:【必須】生年月日をそれぞれ入力する(プルダウンからの選択でも可)
1.3 性別
1.3A:【必須】Female(女)、Male(男)を選択する
1.4 出生地(申請者)
1.4A:【必須】生まれた国を入力(プルダウンからの選択でも可)
1.4B:【必須】都道府県を入力(例:○○県)
1.4C:【必須】市を入力(例:○○市)
1.5 婚姻状況
1.5A:【必須】Mariied(既婚)、Divorced(離婚)、Single(未婚)、Widowed(死別)、Other(その他)、いずれかにチェックを入れます。
1.6 国籍と永住権
1.6A:【必須】現在の国籍を入力(プルダウンからの選択でも可)
1.6B:【必須】「身分証番号」に関しては日本国籍などの場合は、「該当なし」にチェックを入れる
※この場所は外国籍の者が日本の在留カードの番号を入力する。
下記の項目に該当するか確認し、”Yes”もしくは”No”にチェックを入れる。
その他保有する国籍または在留資格の有無
Yesにチェックを入れた場合は、以下の項目も入力する
その他保有する国(地域)の永住権の有無
Yesにチェックを入れた場合は、以下の項目も入力する
旧国籍・在留資格の有無
Yesにチェックを入れた場合は、以下の項目も入力する
1.7 パスポート情報
1.7A:【必須】パスポートの種類をチェック。通常は"Ordinary(普通)"にチェックを入れる。
1.7B:【必須】パスポート番号を入力(例:TG○○○○○○○)
1.7C:【必須】パスポートの発行国を入力(プルダウンから選択)
1.7D:【必須】パスポートの発行地を入力(例:東京)
1.7E:【必須】有効期限満了日を入力(プルダウンからの選択でも可)
全て入力が完了した際は、「次へ」をクリック
※必ず「一時保存」を押して入力内容を借り保存しておきましょう。
その際に、表示される「申請番号」はメモしておきましょう。今後、別の日に申請を再開する時に必要となります。
第2部分-申請情報
2.1 ビザの種類及び渡航目的
21.A:【必須】出張などの業務渡航の場合、以下の通りに選択する。
①プルダウンより"(M)Commericial trade acivities"(商業貿易活動)を選択
②該当する業務内容にチェックを入れます。
- (M)Trade(貿易活動)
- (M)Participation in Comperetions(大会への参加)
- (M)Other commercial activities(その他の商業活動)
2.2 ビザ申請の基本情報
2.2A:【必須】申請するビザの有効期限を月単位で入力する。
- 1次ビザ:「3」と入力
- 2次ビザ:「6」と入力
- 半年マルチ:「6」と入力
- 1年マルチ:「12」と入力
- 2年マルチ:「24」と入力
5年マルチ:「60」と入力(現在は廃止されました。)
2.2B:【必須】申請するビザの最長の滞在可能日数を入力する。
1次ビザ60日の場合、「60」と入力(実際の滞在日数ではありません。)
もしも実際の滞在日数が48日だからと48と入力すると、1次48というビザが発給される可能性がありますので、注意が必要です。
2.2C:【必須】申請するビザの入国回数を選択します。
- Single:1次(入国回数=1回)
- Double:2次(入国回数=2回)
- Multiple:マルチビザ(入国回数=無制限)
2.3 サービスの種類
2.3A:【必須】申請タイプ(所要日数)を選択します。
- Normal:普通申請(申請日当日+3営業日)
- Express:加急申請(申請日当日+2営業日※追加費用が必要)
- Express:特急申請(申請日当日+1営業日※追加費用が必要)
全て入力が完了した際は、「次へ」をクリック
※必ず「一時保存」を押して入力内容を借り保存しておきましょう。
その際に、表示される「申請番号」はメモしておきましょう。今後、別の日に申請を再開する時に必要となります。
第3部分 職歴
3.1 現在の職歴
3.1A:【必須】該当する職業をプルダウンより選択する。
- 会社員:「Company empkoyee」
- 自営業:「Self-employed」
3.1A:直近5年間の職歴を入力する。
【必須】勤務開始年月日:入力およびプルダウンより選択
※現在勤めている会社の場合は、勤務終了年月日は空欄にて可。
【必須】勤務先名:日本の会社名(○○株式会社)
ポイント
ビザセンターの入力画面では、カタカナ入力が出来ない為、漢字または英語表記での入力が必要となります。
例:「シンセイ株式会」→「SHINSEI Co.,Ltd,」
【必須】勤務先住所:日本の会社の住所
【必須】勤務先電番号:日本の会社の電話番号
【必須】ポスト・役割/職責:現在の役職(2つ空欄がある内の一つに入力)
【必須】責任者の氏名:代表者など責任のある立場の人物が望ましい
【必須】責任者の連絡先:上記に入力した責任者の連絡先
※転職直後等で、直近5年以内に複数の勤務先がある場合は、「職歴を追加する」をクリックし、転職前の情報も入力しておく事が無難。
全て入力が完了した際は、「次へ」をクリック
※必ず「一時保存」を押して入力内容を借り保存しておきましょう。
その際に、表示される「申請番号」はメモしておきましょう。今後、別の日に申請を再開する時に必要となります。
第4部分 学歴
4.1 最終学歴
4.2A:【必須】最終学歴を入力します。
学校名:「例:○○大学」「〇〇高等学校」「〇〇中学校」
ポイント
ビザセンターの入力画面では、カタカナ入力が出来ない為、漢字または英語表記での入力が必要となります。
例:「シンセイ大学」→「SHINSEI University」
学歴:該当する項目をプルダウンから選択。高卒は"High School"、大卒は"Undergraduate or other..."。
専攻:大学などの場合は"文学部"等。高卒の場合は"普通科"等と入力
※最終学歴が中学校の場合も、同様に入力します。
全て入力が完了した際は、「次へ」をクリック
※必ず「一時保存」を押して入力内容を借り保存しておきましょう。
その際に、表示される「申請番号」はメモしておきましょう。今後、別の日に申請を再開する時に必要となります。
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