新疆ウイグル自治区の旅行6日目。
【計画】
トルファン滞在2日目は、高昌古城の観光に向います。タクシーチャーターではなく、可能か限り公共交通機関でのアクセスを試みます。
計画1.バスで勝金口まで行き、そこからタクシーに乗る。
計画2.バスで三堡乡まで行き、そこから徒歩で向う。
※前日の鄯善(ピチャン)のクムタグ砂漠観光はこちらをご覧ください。
【2019年】新疆ウイグル自治区・旅行記≪トルファン滞在1日目、鄯善(ピチャン)のクムタグ砂漠観光編》
朝食&トルファンバスターミナルに向う
【9時17分】トルファンバスターミナルに向います。
食用でしょうか、、、、。
【9時21分】向う途中、ウイグル族の朝食を食べることにします。
清淡面。あっさりしていながら、少し油っぽさがあり美味しかったです。
折角なので、奶茶もいただきます。ウイグルで奶茶を注文すると、お鉢になみなみ来るのでかなりお腹一杯になります。
バスターミナルの傍にある、馕(ナン)を売るお店。今日もここで馕(ナン)を調達していきます。ここでも朝食を食べられるようです。
高昌古城に向う
やはり、計画通りにはいかない新疆。
バスターミナルで髙昌古城の最寄も町の"勝金口"または"三堡乡"行きのバスを聞くが「無い」との返答。
いや、あの周辺も住んでる住民がいるのでバスが無いはずないのだが、いくら聞いてもないの一点張りで埒が明かない。
こちらが日本人であることはバレているようで、観光見取り図を指差して「ツアーで周ると良いよ」と言い出したので、しかたなくバスターミナルを後にした。
結局髙昌古城へのバスでのアクセスは諦めて、タクシーで行くことにする。
しかし、タクシーで髙昌古城に行く場合は要注意である。運転手に「髙昌古城に行きたい」と伝えても高確率で交河故城と間違われるのである。
そして今回も予想通りの結果であった。乗車時に採算確認したはずだったが、走り出してしばらくするとタクシーは交河故城の方へと進んでいき、おかしいと思い車を止めて、地図を見せて再度髙昌古城だと伝えて分かったもらえた。
「アスターナの髙昌古城か」と驚き半分、不満半分といった感じであった。
再度、値段交渉をし、片道料金で向かってもらうことにした。
【11時24分】勝金口の少し南の辺りで検問。降車して身分証の提示する。髙昌古城まではもう少し。
検問所の傍の果物畑。運転手いわく、この辺りの畑は自由に取って食べて良いらしい。確かに車を停めて食べている人が多かった。
髙昌古城で約6時間観光
【11時51分】途中で水4リットルほど購入し、髙昌古城に到着する。運転手はここまでの片道料金にプラス30元程足せば帰りも乗せてくれると、かなり好意的な金額を提示してくれたが、今回髙昌古城は隅から隅まで見て周る予定なので、何時間もかかる為、丁重にお断りしお礼を言って車を降りた。
尚、髙昌古城の入り口は以前(2011年)の北側から、髙昌古城の南側に移動している。観光地化が進み、沢山の駐車場に対応する為であろう。
【12時15分】入り口を入ったところ。ここからも約1キロほど歩く。
区間車(有料)に乗れば、勿論ここも歩く必要はない。
【12時30分】髙昌古城に到着。さぁ、観光開始。
髙昌古城、広い!そして厚い!
随所随所に看板があり、説明書きがあります。
外周の城壁跡。
随所随所にこういう骨が落ちてますが、一体何の骨でしょうか。
全てに説明書きがある訳ではないので、何なのかは分かりませんが、近くで見ると迫力があります。
全ての遺跡をひとつも見落とさないように全てくまなく歩いて行きます。
※5月上旬で非常に厚く、日差しが強いので十分な水分が必須です。
保存状態も良好です。
2011年は無かった区間車用の道ができており、区間車に乗れば楽に見て周れます。
しかし、ポイントポイントにしか回れず、大勢の中国人観光客と一緒にしか周れませんので、じっくり見たい方は徒歩をおすすめします。
年代を考えると保存状態は良好な方だと思います。
観光開始から既に4時間経過
楽しいので苦ではありませんが、流石にそろそろ疲れてきました。水も4リットル全てなくなり、あるのはクラッカーのみ。
まだ全て周っていないので、頑張って歩きます。
【17時30分】なんとか全てを周ることができました。またここから、入り口まで1キロ程歩きます。
駐車場に丁度、空のタクシーが止まっており、後部座席で運転手が寝ていたので、起こして、トルファンまで値段を聞くと、非常に良心的な価格だったので乗ることに。
すると運転手が「他の客がもうすぐ戻ってくるからもう少し待ってくれ。」と。
話を聞くとどうやら、このタクシー、トルファンから高昌古城まで往復でお客を連れてきていて、今はその客が出てくるのを待っている状態だったのである。だから、料金があんなに安かったのか。
程なくして、中国人の若者2人が戻ってきて、運転手が2人に事情を説明して、3人で一緒にトルファンに向った。非常に肩身の狭い帰路となった。
夕食&ホテルへ
【18時42分】市内まで戻ってきた。
檸檬水で栄養補給。
【18時58分】「地球の歩き方」に載っていた「西遊驛站餐飲広場」という場所にやったきたが、どこを探してもそれらしい場所や入り口はなかった。あるのは、現地民向けの市場だけであった。
ワイルいどな店が並ぶ。
日本ではあまり見ない風景
【19時42分】「地球の歩き方」に載っている「韓扎達茶咖啡庁」にやってきた。味はどうどうだろうか。
客は自分ひとりだった。
メニュー1
メニュー2
メニューが2枚あったが。料理が結構かぶっている。
まずは"丁丁炒面"15元。
烤肉、1本5元を10本注文。今回、食にはお金をかけると決めて旅行に来ました。
足りないので、小碗拌面10元を追加注文。
どれも、美味しかったです。
【21時40分】食後は果物を買って帰りました。新疆は一般の商店やスーパーでの刃物に属するものが殆ど販売されておらず、果物を切る為の簡易的なナイフですら売っていません。仕方なく、超小さなカッターナイフの様な物を購入して代用しました。
明日はトルファン最終日、「中国国内海抜零地点」「蘇公塔」に観光に行った後、鉄道でコルラに移動します。
まとめ・観光地への行き方
髙昌古城への行き方
【バス】
- バスで勝金口まで行き、そこからタクシーに乗る。
- バスで三堡乡まで行き、そこから徒歩で向う。
【タクシー】
タクシーの運転手は、かなりの高確率で、髙昌古城を交河故城と間違えるので、注意が必要。ドライバーが安い料金を提示してきた場合、交河故城と間違えている可能性大。
アスターナ地区の髙昌古城と伝えるとよい。
明日は、中国内陸海抜零点と蘇公塔の観光に行きます。