大学で語学を勉強する場合、語学専門の学科に入るか、第二外国語で選択するかのどちらかが基本になりますが、学習環境について、在学中に感じたこを綴っていこうと思います。
専攻学科の実情
私の専門は語学ではなかったのですが、第二外国語で中国語を選択していました。授業の中には中国語専門の学生と一緒の授業もありました。
専門の学科だけあって週1~2回しか授業がない第二外国語の学生よりはレベルが高かったのですが、「驚く程ではなかった」というのが正直な感想です。
中国語学科の友人も「目標意識が高いのは”1割いない”」と言っていました。
また、その友人曰く、意識の髙い生徒と低い生徒では「最初の1週間で意識の違いが明確で、1ヶ月でレベルの差は歴然だった」そうです。
実際に私も見たことがあるのですが、
「恥ずかしがって消えそうな声でしか話さない生徒」
→語学の学科でしょ?って感じです。
卒業時のレベル
- やる気のある生徒は4年間の間に驚くほど成長します。
- やる気のない生徒は4年間経っても自己紹介もまともに出来ません。
第二外国語の限界
第二外国語では中国語を選択していたので、基本は週1回、希望があれば専門学科との共同授業に参加して合計週2回の授業がありました。
当たり前ですが、週1~2回の授業だけでは上達には限界があります。
授業外で余程学ぶ環境を作らない限り、翌週には発音や聞き取りの能力は下がっています。
一番差がつくのは、発音の基礎と聞き取り能力です。
専門に勉強する場合、まず最初に徹底的に発音の練習をするので、ここでまず差が生まれます。
そして、毎日の授業で中国語に触れていくので自ずと耳が中国語になれて行きます。
どのくらい上達する?
1年間勉強して到達するレベルは、超簡単な自己紹介と超簡単な文章の朗読くらいでしょう。
そして卒業すると殆ど忘れてしまいます。
まとめ
この話は語学専門の学科に関わらず、どこの学科でも同じ事が言えると思います。
当たり前ですが、法学部、経済学部等の学科を出たからといって、その分野の専門家になれる訳ではないですよね。
「高校の推薦で取り敢えず入った」
「最初から就職のためのステップとしかみていない」
「サークルやバイトにだけ明け暮れている」
そういった生活が悪いという訳ではないのですが、自分が髙い志をもって入学したのであれば、周りに流されず、意欲的に行動しモチベーションを保ち続けなければいけません。
社会人になると、勉強するという時間は本当にありません。仕事に必要な資格を取るのも一苦労です。
ただひたすらノルマ達成の為に数字を追いかける日々を送っていると、学生時代はあれほど嫌だった”勉強”というのが恋しくなります。
学生生活、振り返った時に後悔のないように過ごして行きましょう。