今回は総合旅行業務取扱管理者の本試験での必須科目である「業法・約款」の試験対策について、ざっくりとご紹介していきたいと思います。
基本的には、「総合旅行業務取扱管理者"研修"」を使って、「海外旅行実務」「国内旅行実務」の科目免除となっている人を対象に記事を書いていますが、「業法・約款」の試験対策としては、全ての人に対象となると思いますので、ぜひご一読下さい。
▼「総合旅行業務取扱管理者"研修"」の試験対策の記事はこちら
「業法・約款」の試験対策
結論:とにかく過去問!をやりまくる
私が重要だと思った事は、とにかく過去問を解くこと。
やってやって、やりまくることが重要だと思います。
参考書で「旅行業法○○条は、、、」と読んで理解したつもりになっていても、実際に過去問をやってみると、「えっ、正答率40%なんですけど」となったりします。
私も、4月の管理者研修を受けて、6月の終了テストで合格し、そこから2カ月程はずっとテキストを読んでいました。そして8月に過去問を解いてみると、正答率40%という虚しい結果に、、、。
「テキストを読んで理解したつもりでいること」と「過去問で正解を出せるか」は全くの別だという事を念頭においておきましょ。
そこからは、急いで書店に行って「過去問集」を購入しました。
▼過去問集を選ぶ基準
- 過去問が出来るだけ多く載っていること
- 全ての問題に解説が載っていること
Amazon:https://amzn.to/3rmuyyZ
※1問1問全ての問題に解説が載っていれば、出版社はU-CANであっても、TACであっても大きな違いはないように感じました。
テキストで得た内容は、実際に問題を解いて正解して、初めて「知識」として脳に記憶されます。
過去問の解き方
最初の内は、制限時間などは計らずに問題に取り組みました。
- 解く
- 答え合わせ
- 解説を読む
- 解説で理解出来なければテキストを読む。
この順番で取り組んでいました。
重要なのは「必ず解説を読んで、理解する。」という事です。
基本的は事ですが、問題だけ解いても、理解しなければ意味はありません。
そして、最初の内は「正解した問題も、解説を読んで理解の上塗りをした方がいいでしょう。」
過去問が重要な理由
過去問がどうして重要なのか。
それは、試験の傾向を掴む為です。
試験には問題の出題傾向や、問題の癖があり、それが思いの外、受験者を苦しめます。
何度も同じ事を言いますが、
「テキストを読んで理解していること」と「問われて答えらること」は全くの別物です。
自分の頭の中の知識を「Question(問)→Answer(答)」に適応させる作業は、過去問を解く事でしか出来ません。
そして、個人的に思った事は「テキストの理解率が60%ぐらいでも、早めに過去問に取り掛かった方が良い。」という事です。
「うろ覚えでは過去問やっても意味がないんじゃ、、、?」と思いますが、過去問を通して知識を得ていくスタイルの方が結果的に早く覚えられる事が多いように思います。
私のスケジュール
4月:管理者研修を受講。
6月:管理者研修の終了テスト。結果発表まで1ヵ月しばし休憩。
7月:管理者研修の結果発表。「業法・約款」のテキストを毎日3~4時間ほど読み続ける。
8月:初めて過去問をやって絶望。直ぐに過去問主体の勉強に切り替える。
9月:過去問を解き続ける。
10月:本試験!
11月:見事、合格!
私の1日の勉強時間
8月から本格的に過去問に取り組みましたが、1日の平均の勉強時間は「平日3時間」「休日4時間」です。
平日は会社の休憩時間に1時間、帰宅後夕食後2時間。
休日は午前1時間、昼食後1時間、夕食後2時間。
「過去問を解いて、解説を読み、必要に応じてテキストを読む。」
この流れで平日は1~2年度分、休日は2~3年度分くらいやっていました。
過去問やり過ぎると、問題丸暗記で意味がない!?
2ヶ月間ほど過去問をやり続けていていると、必然的に「過去問を何周もする」ことになります。
「丸暗記して意味がない」という人もいますが、私はそうではないと思います。
何度も問題をやっている内に「各分野ごとの出題傾向」を覚えてしまい、解く際に選択肢の文章を流し読みすることはありますが、「設問を読んだだけで、回答を思い出す」という事にはなりません。
流石にそこまでなるほど教材をリピートする日数はないでしょう。
もしも仮にそうだとしても、正しい学習方法で取り組んでいれば、
過去問を本当に丸暗記して意味が無くなる頃には、知識も定着していることと思います。
まとめ
総合旅行業務取扱管理者の必須科目である「業法・約款」の試験対策としては、「過去問」を沢山解くということが合格への近道です。
試験を前提とした環境で、知識をインプットしていくというがポイントです。
とは言っても、基礎知識が頭にあっての「対策法」となりますので、最初の1~2ヶ月はテキストや参考書をしっかりと読んで理解しておきましょう。