今更ですが、中国の日本への反日について、これまで中国に合計約600日くらい滞在した経験から思うことを綴っていこうと思います。
反日ってあるの?
反日に遭遇したことは1度もない
日本では反日デモが大きく取り上げられているけど、、、。
私は、2008年から2011年にかけて複数回に分かて中国に留学していました。何度目かの留学の直前には尖閣諸島の問題で日中間の問題が大きくなり、ニュースでは”中国各地で大規模な反日デモが起きている”という報道が多数出ており、私の両親も心配していまいた。
しかし、実際に中国に渡航してみると、”反日デモ”は1度も見たこともありません。実際にデモが起こっていたのは、極々限られた場所なのでしょう。
歴史問題に触れられた経験
歴史問題に触れた経験600日の滞在の中で1度だけあります。とある食堂の叔母さんが、私が日本人だと分かると「歴史のことは知っているか?」と聞いてきました。
「あ~どう答えようかなぁ」と考えていると、すぐに亭主のお爺さんが「こんな若者の学生に聞いてどうするだ。関係ないじゃないか。」と割って入ってくれました。
やり取りは10秒くらいで終了しました。歴史問題に触れられて警官は600日滞在してこの1回だけでした。
中国人は日本人に優しい
「中国人は日本人に優しい」というよりは、しっかりと「人と人」して見てくれているということです。
私が中国に留学していた2008年~2011年の頃は、今ほど中国の訪日旅行は多くない時代でしたが、日本人と分かったからといって、態度が変わったりすることはありませんでした。
逆に、外国人だと分かると「おぉ、外国人か。遠くからよく来たな」といった具合に親切にしてくれるくらいでした。
反日教育って本当にあるの?
中国の教育課程でどのようなカリキュラムが組まれているのか、その真相は分かりませんが、中国の若者から反日的な思想を感じたことは一切ありません。
逆に最近では国際的な視野を持った学生が多くなっており、日本語を学ぶ学生が多く、大学には日本語学科があり、書店でも日本語教育の教材も多く売られています。
よく聞く中国の反日映画って本当にあるの?
よく中国のテレビでは反日教育として「日本が悪者の戦争映画が放送されている」と聞いたことがありますが、これはどうなんでしょうか。
私も留学中はよく中国のテレビ番組を見ていましたが、確かに戦争映画は多いですが、明らかな反日目的の映画を頻繁に見かける程ではありませんでした。
昔は日本人=金持ちのイメージが強かった
これは、反日とは違った問題ですが、2008年~2010年の頃はまだ「日本人=金持ち」のイメージが強かったのか、日本人だと分かるとぼったくられることが多かったです。
近年では中国全体の意識が変わったのか、前ほどの観光客からぼったくるという雰囲気は感じられず、適正価格が多くなったように感じます。
まとめ
いつの時代も国同士の問題は絶えることはないですが、時代の流れや世代交代と共に人と人の関係性は良い方向に変わってきています。
勿論、諸問題が発生すると観光産業等への影響は多かれ少なかれあると思います。
また結婚といった場合は、話は別かもしれませんが、それは日本国内であったも同じことです。
今の時代で”反日”を心配する人事態が少なくなってきていると思いますが、もしも、まだ心配している人がいれば参考になれば幸いです。