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語学留学の理想と現実「こんな筈じゃなかった」にならない為の注意点

この記事では海外に1年半留学した経験をもとに、留学を無駄にしてしまう悪い事例をご紹介します。

是非、皆さんの参考にしてみて下さいね。

語学留学の理想と現実「こんな筈じゃなかった」にならない為の注意点

留学してもペラペラにはならない

「留学して外国語を話せるようになるぞ!」と夢を見ている方にお伝えします。

これ難しいです。

どのレベルを目指しているのかにもよります。

  • 日常会話レベル
  • ビジネスレベル

この2つに分かれますが、語学の習熟度って実際はも~っと幅が広いんですよね。

  • 日常会話レベル
    ・挨拶レベル
    ・個人旅行が出来るレベル
    ・長い会話で意識疎通が出来るレベル
  • ビジネスレベル
    ・メールでの返答は出来るが、会話は無理。
    ・特定の分野に関しては会話が可能。
    ・あらゆる分野で会話が可能。

実際にはもっと幅広いですが、、、。

 

普通に留学生活をしていれば、半年~1年で「個人旅行レベル」は十分に到着可能です。

留学中に現地の言語を話す機会(友達や彼女など)を十分に確保すれば、1年の留学生活で「長い会話で意識疎通が出来るレベル」まで到達可能な場合もあります。

ビジネスレベルは日常会話の延長線上にあり、そこから更にリスニングとスピーキング、語彙力等に磨きをかけるのと同時に、仕事で必要となる専門用語を覚えていき、実践経験を踏んでいく必要があるので、留学中にこのレベルに到達する為には、本科生となり、現地の学生と同じ授業に出るなどの特殊環境が必要となるでしょう。

 

いずれにしても、日本グループに囲まれてぬくぬくとした環境でぬるま湯に浸かっているようでは、まともな発音すら身に付かないまま帰国することになります。

 

 

帰国後に家族や友人から過度な期待をされる

留学を終えて日本に帰ってきたら、家族や友人・知人からこんな無茶なリクエストをされたことはありませんか?

 

「何か喋って?」

→何を?せめてリクエストくらいしてくれ。

「向こうの席にいる中国人が喋っていることを翻訳して?」

→音量的に聞こえませんし、第三者の会話の翻訳は会話の内容が何か全く分からない状態から聞き取るから、自分が会話するよりも凄い高いレベルが必要になるんだよ。

「テレビで喋っている中国人の内容を翻訳して?」

→既に日本語のテロップが出ている場合、日本語が頭に入って来て外国語の翻訳に意識がいかないんだよ。

 

これ、語学留学の経験したことある人なら分かってくれるはずの内容です。

 

留学生にも落ちこぼれ入る

留学は海外に出て、外国の文化に触れるという非常に開放的な生活を送るというイメージがありますが、全員がそうなるとは限りません。

 

・宿舎(寮)に籠ってゲームやビデオ鑑賞の日々

・同じ国のコミュニティに所属して母国語で話て生活する

ん~、留学の意味あります?って人をよく見かけました。

 

あとは、海外生活で友人が出来ず、一人での過ごし方も見出せずに精神を病んでしまう人も少なからず存在します。

 

社会人留学生は有能と無能に分かれる

海外いる日本人留学生の多くは大学生ですが、なかには社会人経験者や卒業を送らせて留学に来ている人達も存在します。

 

「社会人になってからの留学?」

なんだかハイレベルなイメージを持つかもしれません。実際にハイレベルな人も存在しますが、実際には真逆な人も存在します。

 

無能なタイプのパターンをご紹介します。

 

大学卒業後(または前)に海外留学に来ている

就職の新卒カードを保持する為や、現実逃避の為に留学に来ている人の場合、めちゃくちゃ無能な人が一定数います。

そういう人の特徴はこちら

  • 留学生活が少し長いので、現地の情報にある程度詳しい。
  • 新しくきた日本人学生への面倒見は良い。
  • 日本人グループに所属して毎日がパーティー。
  • 金持ちボンボンの力を使って、新しく来た若い日本人の女の子と楽しく過ごしている。

中には日本人グループのリーダーとして君臨している人もいます。そういう人は面倒見が良くてコミュ力も高いので、困った時には頼りになります。

 

そういう人を目にすると、最初の内は、「凄い!語学もペラペラで頼りになる」と思うでしょう。

子供から見たら大人が凄く偉大な存在に見えるのと同じです。立派な大人も居れば、無能な大人もいます。

それと同じで、凄いと思っていても、頼りになるのは最初の最初だけです。

毎日を日本人とばかり過ごして、外に出る事もないような人は語学能力や海外での対応力はたかが知れてます。

自分次第が努力していればあっという間に、自分だけでやっていけるようになります。

 

子供から見たら大人が凄く偉大な存在に見えるのと同じです。立派な大人も居れば、無能な大人もいます。

 

 

見聞が広がるかは自分次第

留学=多文化に触れて見聞が広がる

というのは有名なキャッチコピーですね。

 

これも人によります。

  • 異文化交流
  • 様々な文化や多様性を知る
  • 世界基準を知る
  • 世界から見た日本という立ち位置を知る
  • 日本にない景色を見る

何をもって「見聞が広がる」と捉えるかは、人それぞれですね。

折角、海外留学に来ているのであれば、表面上の体験で終わらせるのではなく、何か一つは心の奥に刻み込めるくらい知りたいものです。

その為には、自主性・主体性を持って能動的に動いていく必要があります。

 

 

就職で有利になるには相当な実力が必要

「海外留学=就職有利」と安易に考えるのは危険です。

履歴書に「海外留学経験」と書いても、それだけでは正直なところ大きな武器にはなりません。

 

語学力は外国人とのコミュニケーションを取るためのツール(手段)に過ぎません。

 

留学経験を全面に打ち出して就職活動で勝負するには、相当な語学力が必要となります。

それこそ、日常会話は問題なく行えるレベルが必要でしょう。

 

日本人グループとばかり一緒にいる

留学生活に不慣れな間は、既にいる日本グループに声をかけて貰って、

  • 諸々の手続き
  • 買い出し
  • 食事

など、色々と助けられると思います。

でも、それで本当に良いのですか?

 

留学の良さは「生活の全てが海外にある」という点です。

授業だけではなく、「何をするにも現地の言葉を話さないといけない」という環境に身を置くからこそ、語学は飛躍的に上達をするのです。

その機会を自ら捨てて、日本人の先輩に助けて貰っていては、何の意味があるのでしょうか。

日本人グループは便利ですが、日本人グループは日本に帰れば大量にありますし、言い換えれば、日本に帰れば残りの人生は嫌でも日本人と過ごさければいけません。

 

せっかくの短い留学生活、自分の力で道を切り開いてはどうですか?

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

海外での留学経験は人生において、かけがえのない時間となることでしょう。

 

まずは無事に日本に帰って来ること。

そして留学生活を終えた時に「楽しかった」と思えれば、それで良いでしょう。

 

しかし、留学のチャンスは長い人生の中で、ほとんどが1回限りです。

高い語学力を身につけるのも、この1回に掛かっていると言っても過言ではありません。

 

どう過ごすかは自分自身に掛かっています。

 

総合して言えるのは、日本人との交流は程々にしておき、それ以外のことに時間を労力を費やすべきです。

(留学生活を終えて日本に帰ってきたら、残りの人生は日本人とずっと生活していく事になるので、留学中に日本人グループを戯れるのは余りにも勿体ない)

 

語学力を伸ばすには、話す事が一番ですので、友達を作ったり交流会に参加したりすると良いでしょう。

積極的な交流が苦手ということであれば、授業と自主勉強に力を注ぎ、毎週末の小旅行、連休や長期休暇には長期の旅行も是非お勧めします。

 

是非、これから海外留学を考えている人の参考になれば幸いです。

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