現在、日本国籍など外国籍の査証免除措置が再開されていますが、2022年5月30日から更なる入国条件の緩和がなされており、ワクチンを3回接種している場合、入国前の陰性証明書も不要となっています。
この記事では、フィリピンに入国する為の条件や手順をご紹介していきます。
フィリピン入国前にやること
注意事項
2022.07.11-更新-入国拒否の発生する事案について
新型コロナウィルスワクチン完全接種した12~17歳の外国人は、5月30日から入国時の陰性証明書の提示は不要とされていますが、「陰性証明書が無い理由で入国が認められなかった」という事例が報告されています。
現在、関係機関が確認を進めていますが、正式に判明するまでは、これまで通り12歳〜17歳の外国人は陰性証明書(「出発48時間以内のPCR検査」または「出発24時間以内の抗原検査」)を所持して入国されることが推奨されています。
【出発準備①】渡航条件の確認「無査証」or「査証取得」
日本国籍などの査証免除措置の対象国(2022.07.25更新)
【無査証滞在の条件】(日本国籍の場合)
滞在日数:30日
渡航目的:観光(観光・親族/知人訪問)、ビジネス(会議・ワークショップ・セミナー等)
旅券残存:入国時6ヶ月+滞在日数以上
必要書類:出国用航空券
延長可否:30日以上の滞在希望を希望する場合、滞在先近くのフィリピン入国管理局にて滞在の延長申請が可能。
▼ワクチン3回接種者(ワクチン完全接種+ブースタ接種済み)
隔離不要(7日間の自己観察が必要)
【入国時に必要な書類】
- ワクチン接種証明書
- パスポート(入国時6ヶ月+滞在日数以上)
- 出国用航空券
陰性証明書(「出発48時間以内のPCR検査」または「出発24時間以内の迅速抗原検査」)2022年5月30日入国分から不要となりました。(但し、2022.07.11時点で陰性証明書がい理由で入国拒否となる事例が発生しています。詳しくは調査中とされており、それまでは従来通り陰性証明書(「出発48時間以内のPCR検査」または「出発24時間以内の抗原検査」)を所持して入国されることが推奨されています。)
海外旅行保険(新型コロナウイルス感染症治療に対応しており、最低補償額35,000USD以上)2022年5月30日入国分から不要となりました。
▼ワクチ完全接種者(18歳以上)
隔離不要(7日間の自己観察が必要)
【入国時に必要な書類】
- ワクチン接種証明書
- パスポート(入国時6ヶ月+滞在日数以上)
- 出国用航空券
- 陰性証明書(「出発48時間以内のPCR検査」または「出発24時間以内の迅速抗原検査」)
海外旅行保険(新型コロナウイルス感染症治療に対応しており、最低補償額35,000USD以上)2022年5月30日入国分から不要となりました。
▼ワクチ完全接種者(12~17歳)
隔離不要(7日間の自己観察が必要)
【入国時に必要な書類】
- ワクチン接種証明書
- パスポート(入国時6ヶ月+滞在日数以上)
- 出国用航空券
陰性証明書(「出発48時間以内のPCR検査」または「出発24時間以内の迅速抗原検査」)2022年5月30日入国分から不要となりました。(但し、2022.07.11時点で陰性証明書がい理由で入国拒否となる事例が発生しています。詳しくは調査中とされており、それまでは従来通り陰性証明書(「出発48時間以内のPCR検査」または「出発24時間以内の抗原検査」)を所持して入国されることが推奨されています。)
海外旅行保険(新型コロナウイルス感染症治療に対応しており、最低補償額35,000USD以上)2022年5月30日入国分から不要となりました。
▼12歳未満(ワクチン接種の有無は不問)
隔離不要(7日間の自己観察が必要)
【入国時に必要な書類】
- パスポート(入国時6ヶ月+滞在日数以上)
- 出国用航空券
- 陰性証明書の必要性の有無は一緒に渡航する親の条件による。親が必要となる条件の場合は必要(2歳未満を除く)
海外旅行保険(新型コロナウイルス感染症治療に対応しており、最低補償額35,000USD以上)2022年5月30日入国分から不要となりました。
(NEW)▼付添人(親または法的保護者)のいない 未成年(18 歳未満)フィリピン以外の国籍者
付添人(親または法的保護者)のいない 未成年(18 歳未満)フィリピン以外の国籍者がフィリピンへ入国する際は以下の規則が適応されます。
【15~17歳】
ワクチン3回接種の場合:到着時の隔離不要
ワクチン2回接種+「陰性証明書あり」の場合:到着時の隔離不要
ワクチン2回接種+「陰性証明書なし」の場合:到着時の隔離必要
ワクチン未接種もしくは接種未完了の場合:到着時の隔離必要
【5~14歳】
ワクチン3回接種の場合:到着時の隔離不要
ワクチン2回接種+「陰性証明書あり」の場合:到着時の隔離不要
ワクチン2回接種+「陰性証明書なし」の場合:到着時の隔離必要
ワクチン2回接種+「陰性証明書なし」+「外国公館・航空会社 との事前調整あり」の場合:到着時の隔離不要
ワクチン2回接種+「陰性証明書なし」+「外国公館・航空会社 との事前調整なし」の場合:到着時の隔離必要
ワクチン未接種もしくは接種未完了の場合:到着時の隔離必要
- 学生団体等は、大人が引率する場合でも付添人には該当せず、本書面の規定が適応されます。
- 陰性証明書は、フライト出発時刻から遡って 48 時間以内に実施したRT-PCR 検査、または24 時間以内に実施した 抗原検査のいずれかの陰性証明書を準備しなければいけません。
- 15歳未満の方は、単独または親の付添なしにフィリピンへ渡航する場合には、事前にフィリピン大使館へ Waiver of Exclusion Ground (WEG) の申請を行う必要があります。
- フィリピン到着時の隔離が必要となる場合は、事前に親または法的保護者の承認レターが必要となり、到着後、フィリピン 検疫局(BOQ)の指示に従って隔離を行わなければいけません。
フィリピン国籍(二重国籍含む)(2022.06.05-更新-)
▼ワクチン3回接種者(ワクチン完全接種+ブースタ接種済み)
隔離不要(7日間の自己観察が必要)
【入国時に必要な書類】
- ワクチン接種証明書
- パスポート
陰性証明書(「出発48時間以内のPCR検査」または「出発24時間以内の迅速抗原検査」)2022年5月30日入国分から不要となりました。
▼ワクチン完全接種者
隔離不要(7日間の自己観察が必要)
【入国時に必要な書類】
- ワクチン接種証明書
- パスポート
- 陰性証明書(「出発48時間以内のPCR検査」または「出発24時間以内の迅速抗原検査」)
▼ワクチン未接種者・接種未完了者
隔離必要(最低5泊6日のホテルでの隔離。その後、入国日から起算して14日目まで自己観察が必要)
【入国時に必要な書類】
- パスポート
- 陰性証明書(「出発48時間以内のPCR検査」または「出発24時間以内の迅速抗原検査」)
▼ワクチン完全接種者(出発前検査陽性後の回復者)
隔離不要(7日間の自己観察が必要)
【入国時に必要な書類】
- ワクチン接種証明書
- パスポート
- 陰性証明書3通(「出発10~30日前のPCR検査」+「出発48時間以内のPCR検査」+「出発24時間以内の迅速抗原検査」)
▼ワクチン未接種者・接種未完了者(出発前検査陽性後の回復者)
隔離必要(最低5泊6日のホテルでの隔離。その後、入国日から起算して14日目まで自己観察が必要)
【入国時に必要な書類】
- パスポート
- 陰性証明書3通(「出発10~30日前のPCR検査」+「出発48時間以内のPCR検査」+「出発24時間以内の迅速抗原検査」)
【出発準備②】フィリピン行き航空券の手配
現在、日本〜フィリピン間のフライトの数は非常に少なくなっており、航空券の価格に関しても依然と比べると非常に高額なものとなっています。
運航本数も少ない為、スケジュールの確認など早めに行っておくようにしましょう。
▼「東京―マニラ」
【成田〜マニラ】PR431便、運航曜日:月・木・土
【成田〜マニラ】PR427便、運航曜日:毎日
【羽田〜マニラ】PR421便、運航曜日:月・水・金・日 および6/28(火)
【成田〜マニラ】JL741便、運航曜日:火水木金土日
【成田〜マニラ】JL745便、運航曜日:毎日
【羽田〜マニラ】JL77便、運航曜日:5/11,18,25
【成田〜マニラ】NH819便、運航曜日:毎日
【羽田〜マニラ】NH869便、運航曜日:毎日
【マニラ〜成田】PR428便、運航曜日:毎日
【マニラ〜成田】PR432便、運航曜日:水金日
【マニラ―羽田】PR422便、運航曜日:月・水・金・日 および 6/28(火)
【マニラ―成田】NH820便、運航曜日:毎日
【マニラ―羽田】NH870便、運航曜日:毎日
【マニラ〜成田】JL742便、運航曜日:火水金日
【マニラ〜成田】JL746便、運航曜日:毎日
【マニラ〜成田】JL8746便、運航曜日:水金日
▼大阪〜マニラ
【関空〜マニラ】PR411便、運航曜日:毎日
【マニラ―関空】PR412便、運航曜日:毎日
▼名古屋―マニラ
【中部〜マニラ】PR437便、運航曜日:月・水・金・土・日
【マニラ〜中部】PR438便、運航曜日:月・水・金・土・日
▼福岡―マニラ
【福岡〜マニラ】PR425便、運航曜日:月・火・水・木・金・土・日
【マニラ〜福岡】PR426便、運航曜日:月・火・水・木・金・土・日
▼「東京―セブ」
【成田〜セブ】PR433便、運航曜日:6/04(土), 6/18(土)
【セブ〜成田】PR434便、運航曜日:6/04(土), 6/18(土)
▼関連記事
【出発準備③】海外旅行保険の加入(必須ではありません)2022.06.03-更新-
フィリピンへの入国には、海外旅行保険への加入が必須となります。
「新型コロナウイルス感染症治療に対応しており、最低補償額35,000USD以上」であることを確認しましょう。
2022年5月30日入国分から無査証滞在の条件の緩和に伴い、海外旅行保険への加入は必須では亡くなりました。
▼フィリピン航空を利用する場合、無料にて海外利用保険を利用可能
フィリピン航空が、Chubb Companyと提携し、フィリピン航空を利用してフィリピンに渡航する全ての旅行者に無償にて、海外保険サービスを提供することとなりました。
旅行期間:2022年5月23日〜2022年11月23日
対象旅客:フィリピン航空を利用してフィリピンに渡航する生後2週間以上〜75歳以下の全ての旅行者(有償航空券のみ)
保険期間:「往復航空券: 最⻑30日」「片道航空券: 最⻑2日」(入国日から起算)
▼補償内容
【新型コロナウィルス感染症】
治療費用 上限 USD35,000-
救援者費用 上限 USD35,000-
【事故対応 (死亡・後遺障害のみ)】
上限 USD 2,000-
ポイント
- フィリピンへの無査証短期滞在の条件の一つである「海外旅行保険への加入」の条件を満たしています。
- 無償
- 事前申し込み不要
- 渡航先での新型コロナウィルス感染症陽性判定時にかかる医療・検査・宿泊手配・隔離費用をサポート
- 24時間無休の相談窓口(英語)
【出発準備④】ワクチン接種証明書の取得
【ワクチン接種完了の定義】
「出発日から14日以上前に、接種規定回数を満たしていること」
《対象ワクチン》
・フィリピン食品医薬品局によって発行された緊急使用許可、もしくは特別許可が出ているワクチン
・世界保健機関(WHO)の緊急使用リストに記載されているワクチン
【ワクチン接種証明書の条件】
以下のいずれかに該当する場合があります。
- 世界保健機関(WHO)が発行した国際ワクチン接種証明書
- VaxCertPH
- フィリピン政府が許可するワクチン接種証明書
- 相互協定によるVaxCertPHを受け入れた外国政府の国内「デジタル証明書 」「接種証明書」
本の市区町村で発行したワクチン接種証明書は有効となっています。
(日本で接種済みの場合、デジタル庁・厚生労働省が提供する「新型コロナウイルスワクチン接種証明書アプリ」も有効です)
【出発準備⑤】陰性証明書の取得
▼2022年07月11日時点での緊急情報
新型コロナウィルスワクチン完全接種した12~17歳の外国人は、5月30日から入国時の陰性証明書の提示は不要とされていますが、「陰性証明書が無い理由で入国が認められなかった」という事例が報告されています。
現在、関係機関が確認を進めていますが、正式に判明するまでは、これまで通り12歳〜17歳の外国人は陰性証明書(「出発48時間以内のPCR検査」または「出発24時間以内の抗原検査」)を所持して入国されることが推奨されています。
▼陰性証明書の条件
措置対象:3歳以上の全ての外国籍者
検査方法:「RT-PCR検査」または「抗原検査」
検体採取:指定なし
受検期間:「PCR検査:出発48時間以内」「抗原検査:出発24時間以内」
医療機関:指定無し
証明書類:紙タイプ(電子版は印刷が必須)、書式の指定なし
記載言語:英語
【出発準備⑥】接触追跡アプリ(Traze)のダウンロード
2020年11月28日から、フィリピン国内の全空港において、空港利用者の接触追跡アプリ(Traze)の利用が義務化されています。
アプリのダウンロード及び登録が完了していない場合、空港に入ることができません。
※スマートデバイスをお持ちの方で、同アプリのダウンロード・登録が済んでいない場合は空港に入場することが出来ません。
※スマートフォン等を所持していない場合、家族のスマートフォンから登録するか、空港の「Malasakit Helpdesk」にてユニークQRコードが発行されるので、空港内ではユニーク QRコードを所持していなければいけません。
【出発準備⑥】One Health Pass の登録
現在、フィリピンに到着する全ての渡航者は、飛行機のチェックインまでに「One Health Pass」へのオンライン登録が必要となっています。
(これは、以前は機内にて記入し、フィリピン到着時に検疫エリアにて提出していた「Health Declaration Checklist」(黄色い用紙)」の代替え手続きとなっています)
【主な入力情報】
個人情報・フィリピン滞在先情報・渡航情報・ワクチン接種情報等
登録完了後、表示される「QR コード」「transaction number」必ずスマートフォン等に保存し、空港でのチェックイン時と、フィリピン到着時にフィリピン検疫局に提示しなければいけません。
関連記事:日本帰国時の要件の確認