2022年5月2日以降、ニュージーランドへの入国時の制限措置の緩和が実施されています。
それにより、一定の条件を満たす場合、出発前の陰性証明書が不要、入国後隔離検疫も不要となっています。
この記事では、ニュージーランドに入国する為の条件や手順をご紹介していきます。
ニュージーランド入国前にやること
【出発準備①】渡航条件の確認「無査証」or「査証取得」
▼2022年7月1日現在、ニュージーランドに入国可能な者
- ニュージーランド国籍者、永住者
- ニュージーランド国籍者、永住者のパートナー または 子で家族ビザ(Relationshipに基づくビザ)を所持する者
- 査証免除対象国(日本を含む)からの渡航するワクチン完全接種者で、電子渡航認証(NZeTA)の所持者
- 既に有効な訪問査証を所持するワクチン完全接種者
- オーストラリア国籍者 及び オーストラリア永住者
- ワクチン完全接種済みのワーキングホリデー査証保持者
- 既に有効な一時就労 及び 学生査証保有者(海外に滞在中の査証保持者、海外旅行からの帰国を希望する査証保持者を含む)
- セメスター2(後期)のために入国する最大5,000人の留学生
無査証滞在の条件
日本国籍を含む査証免除対象国は、ニュージーランドの入国にビザは必要ありません。
▼無査証滞在の条件
滞在日数:3ヶ月
滞在目的:観光・業務・経由
旅券残存:滞在日数プラス3ヶ月以上
必要書類:NZeTA(電子渡航認証)、 ニュージーランド旅行申告書、出国用航空券、十分な滞在費(月間1,000NZドル)
【出発準備②】NZeTA(電子渡航認証)の申請
▼NZeTA(電子渡航認証)の取得条件(概略)
- 入国目的:観光・業務・就学・公用・経由
- 有効期限:取得日から2年間
- 滞在日数:3ヶ月
- 取得費用:44〜47NZドル(申請料9〜12NZドル、環境保護・観光税35NZドル)
【注意事項】
・パスポートの有効期限が、NZeTAの期限よりも短い場合は、パスポートの有効期限までとなります。
・業務・公用目的の入国の場合においても、機械の設置・修理、短期研修などの場合は、別途「ビザ/査証」が必要となります。
・申請料金は、アプリから申請した場合は9NZドル、ウェブサイトから申請した場合は12NZドルとなっています。
NZeTA(電子渡航認証)は、WEB、アプリのいずれかから申請が可能となっています。
【出発準備③】ニュージーランド行きき航空券の手配
現在、日本〜ニュージーランド間のフライトの数は非常に少なくなっており、航空券の価格に関しても依然と比べると非常に高額なものとなっています。
運航本数も少ない為、スケジュールの確認など早めに行っておくようにしましょう。
▼2022年7月のフライト状況
NZ90便、成田〜オークランド、運航曜日:木曜・土曜
NZ99便、オークランド〜成田、運航曜日:火曜、木曜
※NZ90便の木曜日のフライトは7/11から増便
※NZ99便の火曜日のフライトは7/11から増便
【出発準④】ワクチン接種証明書の取得
ニュージーランドに入国する17歳以上の外国籍の者は、ワクチン接種証明書(完全接種)が必要となります。
日本のワクチン接種証明書は、規定を満たしており、ニュージーランドの入国に使用可能となります。
【例外】
以下に該当する場合は、ワクチンの接種は不要とされています。
16歳以下の子供、ニュージーランド市民・居住者、オーストラリア市民(ニュージーランド居住)、医療上の理由によりワクチン接種ができない者(証明書必須)
【出発準⑤】ニュージーランド旅行申告書の提出
ニュージーランドへの入国には、事前にオンラインにて ニュージーランド旅行申告書(New Zealand Traveller Declaration)を提出しなければいけません。
出発日の28日前から申請が可能となり、航空機のチェックインまでに完了する必要があります。(※出発前日までが推奨されています。)
▼必要事項
・パスポート情報
・航空券情報
・連絡先(ニュージーランド)
・ワクチン接種証明書
旅行申告書の提出が完了すると、QRコードのついた「Traveller Pass(渡航パス)」が発行され、登録したメールアドレスに送信されます。
出発空港でのチェックイン時と入国時に渡航パス(QRコード)を提示します。
ニュージーランド到着後にすること
入国時の検疫
迅速抗原検査(RAT)キットを受け取り、結果を保険省に報告
空港に到着後、税関検査を終えるとウェルカムパックが渡されるので、その中に入っている迅速抗原検査(RAT)キットにて、到着後24時間以内に1回、到着5~6日目に1回の合計2回行い、迅速抗原検査の結果をニュージャーランド保険証に報告します。
(オンライン旅行申告時に登録したメールアドレスに保健省からメールが送信されるので、受信した保険省のメール従い結果を報告します。)
【例外】
6ヶ月未満の子供
ニウエから直行便でニュージーランドに渡航する場合
5~6日目の検査の前にニュージーランドを離れる場合は、2回目の検査は不要
備考:日本帰国の為の検査機関
日本人を含む全ての入国者は、現地出国前72時間以内の検査証明(陰性証明書)を取得・提出しなければいけません。
事前に医療機関を確認しておきましょう。
参考医療機関
▼「Rako Science」
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