新型コロナウイルス 旅行情報

【まとめ】マレーシア入国条件「手順・方法」について解説

2022年5月1日以降、マレーシアへの入国時の制限措置の緩和が実施されています。

それにより、一定の条件を満たす場合、出発前の陰性証明書が不要、入国後の検査が不要、隔離検疫も不要となっています。

この記事では、マレーシアに入国する為の条件や手順をご紹介していきます。

マレーシア入国前にやること

【出発準備①】渡航条件の確認「無査証」or「査証取得」

無査証滞在の条件

2022年4月1日の入国分から、日本国籍への無査証滞在が再開されました。

▼無査証滞在の条件

滞在日数:90日

滞在目的:観光、業務(商談・会議・視察)、外交

旅券残存:入国時6か月以上(未使用査証欄見開き2ページ以上)

必要書類:出国用航空券

【無査証滞在の対象外】
以下に該当する場合は、滞在日数に関係なくビザの取得が必要となります。
・修理工、機械設置等の専門的な技術を有する場合
・現地就労者、指導者、駐在員
・芸能活動者、宗教関係者、放送、報道関係者
・留学生
・長期滞在者の家族

 

隔離の有無&必要書類

▼18歳上のワクチン「完全接種者」「3回接種者」

出発前の検査:不要
入国時の検査:不要
入国後の隔離:不要

【必要書類】
1.パスポート
2.出国用航空券
3.MySejahtera(マイセジャテラ)アプリ
4.ワクチン接種証明書

 

▼18歳上のワクチン「未接種者」「接種未完了者」

出発前の検査:出発2日前のPCR検査の「陰性証明書」
入国時の検査:到着24時間以内の迅速抗原検査(空港内医療施設または任意の医療機関)
入国後の隔離:到着時陰性の場合は5日間、到着時に陽性の場合は7日間

※指定隔離施設はありませんのでホテル等で隔離が可能なっています。しかし、ホテルによってはワクチン未接種・接種未完了者の宿泊を許可しない場合がるので、必ず事前に宿泊ホテルへの確認が推奨されています。

【必要書類】
1.パスポート
2.出国用航空券
3.MySejahtera(マイセジャテラ)アプリ
4.RT-PCR検査の陰性証明書

 

▼17歳以下

出発前の検査:不要
入国時の検査:不要
入国後の隔離:不要

【必要書類】
1.パスポート
2.出国用航空券
3.MySejahtera(マイセジャテラ)アプリ

 

 

【出発準備②】ビザの取得(必要な場合)

「無査証滞在の対象外」となる場合は、事前に入国ビザ(Entry Visa)の取得が必要となります。

また、現在マレーシア大使館はビザ申請受付を「事前予約制」となっており、2022年7月1日からは領事窓口が「月・水・木・金 /祝日除く」のみの営業となり、1日の申請受理数にも制限を設けられています。

申請を予定されている場合は、早めの予約が推奨されています。

 

就労目的・駐在者向けのビザ

就労目的や駐在目的で入国する場合のビザとしては、「雇用パス(EP)」「専門業務用訪問パス(PVP:プロフェッショナルビジットパス)」があります。

▼雇用パス Employment Pass(EP)

「マレーシアの雇用主」に雇用される"管理職"や"専門職"の外国籍の為のパスとなり、マレーシア国内で就労する上で最もよく取得されるパスとなります。

【発給対象者の例】
・マレーシアで法人化された子会社
・マレーシアで登記された外国企業の支店
・マレーシアの駐在員の事務所

【カテゴリー】
給料(月額)の最低額によりカテゴリーが分かれています。

カテゴリーⅠ(EP1):最低月額給与額:10,000MYR以上、雇用期間:5年(更新可)、家族帯同可・メイド雇用可
カテゴリーⅡ(EP2):最低月額給与額:5,000~9,999MYR、雇用期間:2年(更新可)、家族帯同可・メイド雇用可
カテゴリーⅢ(EP3):最低月額給与額:3,000~4,999MYR、雇用期間:1年以下(更新2回まで)、家族帯同不可・メイド雇用不可

▼専門業務用訪問パス(PVP:プロフェッショナルビジットパス)

外国籍が短期終了目的で取得するパスとなり、主に「マレーシア国外の企業に在籍した状態で、マレーシア国内で一時的に就労する者」を対象とされています。

▼レジデンス・パス Residence Pass(RP)

既にマレーシアに長期在住している人が取得するパスとなり、主に「国家重要経済分野に貢献する優秀な外国人材誘致を目的」として位置づけられているパスとなります。

【レジデンス・パスの特徴】

・最長で10年間の就労・滞在が可能
・パスの更新不要
・就労先の変更が可能
・配偶者 及び 18歳未満の同伴家族も同じパスの申請が可能
・18歳以上の同伴家族、両親、義理の両親は5年間の滞在パス(Social Visit Pass)の申請が可能

 

 

【出発準備③】マレーシア行きき航空券の手配

現在、日本〜マレーシア間のフライトの数は非常に少なくなっており、航空券の価格に関しても依然と比べると非常に高額なものとなっています。

運航本数も少ない為、スケジュールの確認など早めに行っておくようにしましょう。

 

【出発準備④】海外旅行保険の加入(必須ではありません)(2022.06.30-更新-

マレーシアへの入国には、海外旅行保険への加入が必須となります。

「新型コロナウイルス感染症治療に対応しており、最低補償額20,000USD以上」であることを確認しましょう。

2022年5月1日入国分から入国条件の緩和に伴い、海外旅行保険への加入は必須では亡くなりました。

 

【出発準⑤-A】ワクチン接種証明書の取得(隔離措置の免除を希望する場合)

18歳以上の渡航者で入国後の隔離措置を免除を希望する場合、有効なワクチン接種証明書が必要となります。

また、ワクチンの種類や年齢によりワクチンの「完全接種」の定義が異なるので注意が必要です。

▼ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、コバクシン、コビシールド、ノババックス、スプートニクV

【18〜59歳】2回以上で完全接種となる
【60歳以上】3回以上で完全接種となる

▼シノバック・シノファーム

【18〜59歳】3回以上で完全接種となる
【60歳以上】3回以上で完全接種となる

▼カンシノ、ヤンセン、スプニートニクライト

【18〜59歳】2回以上で完全接種となる
【60歳以上】2回以上で完全接種となる

 

ワクチン接種証明書の取得後は、「mysafetravelアプリ」「MySejahtera」のいずれかから登録が必要となります。

 

 

【出発準⑤-B】出国前2日前の陰性証明書の取得(18歳以上のワクチン未接種者)

18歳以上の渡航者でワクチン未接種・接種未完了者は、出国前2日前以内に受検したRT-PCR検査の陰性証明書の取得が必要となります。

▼陰性証明書の条件

【対象者】
18歳以上のワクチン未接種・接種未完了者

【検査方法】
RT-PCR検査(検体採取方法:鼻咽頭スワブ 及び 口腔咽頭スワブのみ)

【受検期間】
出発2日以内(8/10のフライトの場合 → 8/8以降に受検)

【医療機関】
指定なし

【証明書】
紙タイプ

【記載言語】
英語

【記載事項】
氏名、パスポート番号、テストの種類・検体(例:PCR検査・スワブ検体)、検体採取日、検査結果、医師名・検査施設の名称

 

【出発準⑥】アプリ「MySejahtera(マイセジャテラ)」のダウンロード&登録

MySejahteraアプリはマレーシア政府公認のコロナウイルス対策用アプリで、マレーシアへの入国者にダウンロード&登録が義務付けられているアプリとなります。

ワクチン接種証明書の読み込みには基本的に5営業日以上が必要となり、飛行機へのチェックイン時に未登録の場合、搭乗拒否となる場合もあるので、余裕を持って登録しておくことが推奨されています。

 

各種登録が完了すると以下のいずれかのデジタルトラベルカードが発行されます。

のトラベルカード
→ワクチン完全接種者

のトラベルカード
→隔離対象

 

【備考】

親と同行するスマートフォンを所持しない子供等は「同行者」として MySejahtera へ登録が可能。

 

 

マレーシア到着後にすること

入国手続き

「18歳以上のワクチン完全接種者」「17歳以下の子供」

入国時の検査・隔離ともに不要で市内へ

(コロナの症状が疑われた場合は別途検査が実施されます。)

 

「18歳以上のワクチン未接種者・接種未完了者」

【マレーシア到着】
到着24時間以内に、「空港内医療施設」「任意の医療機関」にて迅速抗原検査を実施、

【検査結果が陰性の場合】5日間の隔離(「4日目のPCR検査の実施」または「5日目の迅速抗原検査の実施」陰性の場合は隔離終了)
【検査結果が陽性の場合】7日間の隔離(4日目のPCR検査で陰性の場合は隔離終了)

 

隔週の入境制限の確認

サバ州(コタキナバル,サンダカン,タワウ等)

サバ州(コタキナバル、サンダカン、タワウ等)は、独自の入境制限が実施されている場合があります。

▼参考リンク

サバ州政府観光局

 

サラワク州(クチン,ミリ等)

サラワク州(クチン、ミリ等)は、独自の入境制限が実施されている場合があります。

▼参考リンク

サラワク州政府観光局

 

備考:日本帰国の為の検査機関(2022.06.30-更新-

日本人を含む全ての入国者は、現地出国前72時間以内の検査証明(陰性証明書)を取得・提出しなければいけません。

事前に医療機関を確認しておきましょう。

 

クアラルンプールの医療機関

▼「HSC Health Screening」
・予約必須
・ドライブスルー受験
・予約時に詳細の確認が必要

▼「BP Healthcare」
・予約必須
・予約時に詳細の確認が必要

▼「Gleneagle Hospital KL」
・ドライブスルー受験

 

ペナンの医療機関

▼「Pantai Hospital」
・予約必須

▼「Penang Adventist Hospital」
・予約必須
・予約時に詳細の確認が必要

▼「Loh Guan Lye Specialists Center」
・予約必須
・ドライブスルー受験
・予約時に詳細の確認が必要

 

マラッカの医療機関

▼「Mahkota Medical Centre」
・予約必須(Whatsapp・メール)

 

コタキナバルの医療機関

▼「Permai Polyclinics」

 

クチンの医療機関

▼「Norma Medical Specialist Centre
・予約必須
・ドライブスルー受験
・予約時に詳細の確認が必要

 

関連記事:日本帰国時の要件の確認

【まとめ】日本 帰国・入国条件「手順・方法」について解説

【最新】日本入国時の検疫手続きの短縮「ファストトラック」の運用開始

日本への入国・帰国時の待機期間「ワクチン接種者」は短縮へ

-新型コロナウイルス, 旅行情報

Copyright© 旅のプロの旅行情報サイト , 2023 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.